詐欺師は何故騙せるのか。手口や話し方は恋愛等に使える？
人間社会には詐欺師と呼ばれる人種がいます。
この人達は紛れもない犯罪者であり、
THE・悪人って感じなのですが
何故か恋愛上手でコミュニケーション能力の高い人が多かったりします。
今回はこの詐欺師という人種について、
・何故騙せるのか
・手口や話し方は恋愛等に使えるのか
をテーマとして取り上げていきたいと思います。
詐欺師という存在
私たちは詐欺師という人種に対して
あまり良い印象を持っていません。
それも当然なのですが、
その一方で多くの人は彼らによって騙され、
そして食い物にされてしまっているのもまた事実です。
一般的には詐欺師ばかりが悪い
として責め立てられますが、
実際は騙される方がいるからこそ
成立しているわけで、逆に言えば
騙される方がいなければ詐欺師は絶滅するのです。
つまり、詐欺師たちは人を騙せている時点で、
相手よりも一枚上であるということが言えます。
もちろん、その後に捕まったら無意味ですが。
現在、日本において
私たちはかなり守られています。
セキュリティーは非常に安全で、
たまには情報が漏えい
することもあるにはありますが
それが悪人に盗まれて大惨事になった
なんてことはありません。
もしそれが起こったら、社会的大問題になりますよね。
つまり、普通にしっかりとした
管理ができていれば、
被害を被るようなことはないのです。
そうなると、基本的には詐欺師たちが
私たちから金や物を奪うためには、
私たちのガードを外す以外に方法はない
ということになります。
彼らは、そのハードルを見事に超えてきているのです。
ですから、詐欺師から学べることも
たくさんあるはずだと思いますね。
詐欺に騙され易い人
詐欺に騙され易い人というのは、大きく
- 気が弱い人
- 今まで騙されて痛い目をした経験がない人
- 詐欺に対しての知識がない人
- 気分的に落ち込んでいる人
- 自己重要感の低い人
に分けることができます。
だいたい理解できると思いますが、
少し補足しておきます。
気の弱い人は、何となく
空気で押し切られてしまいます。
痛い目をしたことがない人は、
人をあまり疑いません。
詐欺に関しての知識があるかないかは、
相手を疑う上での大きな基準の一つになります。
多くの場合は気分的に
大きく落ち込んでいる人ほど、
何かにすがりたい気持ちになっているので
甘い誘いに引っ掛かり易くなっています。
自己重要感については、
こちらの記事をご参考ください。
これらの条件が揃っていればいるほど、
ターゲットとしてはより適した
人物であると言えるでしょう。
ですから、詐欺師としての
腕の見せ所というのは
どうやってそのターゲットを見つけるか
どうやってターゲットであると見破るか
どれくらい条件が揃っている必要があるか
になってくるわけですね。
つまり、詐欺師というのは
手口や話術が優れている前に、
相手をしっかり選んでいる
ということがまず言えるのです。
これは私たちが仮に恋愛や人間関係で
詐欺師のテクニックを有効に活かしたい
と考えるのであれば、常に念頭に
置いておかないといけない非常に大切なことです。
詐欺師のテクニックとは
ターゲットのガードを取り除くには、
どんな形であれそのターゲットから
信頼される必要があります。
そのために心理誘導テクニック
を使用するのですが、これは
天才と呼ばれるような超一流の人
と
素人に毛が生えたような二流以下の人
とではやり方が全然違ってきます。
二流以下の詐欺師は、多くの場合において
単純な一発勝負の心理誘導テクニックしか使用しません。
知識がなかったり、全く使いこなせないからです。
ですから、ターゲット側からしてみたら
その場だけ凌げば問題ないということです。
そもそもターゲットの選定が雑で、
浅いために狙うべきでない
相手を狙ったりもします。
ですから、数で勝負する以外にないのです。
それに対して天才詐欺師というのは、
あらゆる心理的誘導テクニックを駆使してきます。
彼らはそもそも下調べのときから入念で、
年収や資産、家族構成等から目星を付け、
その目星を付けた人物の趣味嗜好や癖、
行動パターンを徹底的調べ上げます。
そしてその調べ上げた情報を元に
そのターゲットに対して
どのように接すると信頼が得られるのか
を判断し、実行に移します。
たとえ天才詐欺師であっても、
基本的にはマニュアルに基いて行動しています。
何故なら、マニュアルになかったり、
あるいは大きく外れるような人物を狙うのは
あまりにもリスクが大き過ぎるからです。
ですから、下調べが完了した時点で、
ある程度はもうすでに契約までの
イメージがなされている、と言えます。
想定外の出来事等が起こらなければ、
ターゲットは完全に洗脳された状態となります。
洗脳が完成すると、
◆騙されたことに薄々気付いても騙され続ける
◆詐欺師と判明した際ですら、その相手を庇おうとする
等というとんでもない心理状態になります。
こうなれば、もうどんな高い商品でも
売ることができますよね。
ですから、天才詐欺師は基本的に
一発一発をとても大切にするのです。
手口や話し方は恋愛等に使える？
では、詐欺師の手口や話し方は
犯罪以外でも恋愛や仕事、
人間関係に使えるのでしょうか。
その答えは、間違いなくYESでしょう。
前述のように、彼らはマニュアルを持っています。
人物的な特徴を理解した上で、
どのような手段（話し方や手口）
が信頼を得られ易いかを判断し、
それに基づいた心理誘導テクニックを使用するのです。
その結果、相手も気付かないうちに
いつの間にやら洗脳されてしまうのです。
どのくらいの騙し難い相手まで
騙せるか、というのはもちろん、
その詐欺師の能力次第になってきます。
ただし二流以下の詐欺師は、
判断材料の引き出しが少ないので
誰にでも通じる可能性のある、
汎用性の高い便利なテクニックを多用します。
こういうテクニックは基本的に
洗脳力はありませんし、使い手が二流以下なら
知ってればほぼ引っ掛かりません。
それでも心理的な誘導テクニックには
違いないので、上手に使われれば
知らず知らずに相手の期待するように
誘導されてしまっていることもあるでしょう。
ですから、基本的にたとえそれが浅い、
二流詐欺師のマニュアルであったとしても、
心理的誘導テクニックを学ぶことは
プラスになる可能性があります。
ただし実際に使うとしたら、その使い方によっては
相手にハメようとしたと察せられて
逆に信用を失う結果になることも十分にあり得ます。
それを考えると、生半可なテクニックであれば
むしろ使用しない方が賢明なのではないか、
ということは思いますね。
ちなみに、実際に使用するか
どうかはともかくとして、
詐欺師の具体的な手口や話し方
に関しては、こちらの本が参考になると思います。
もしここに載っているようなテクニックを
自分に使ってくるような人がいたら、
ちょっと怪しんだ方が良いかもしれませんね(笑)
