スマートフォン解析

「神ってる」の意味と由来とは。流行語でも嫌いな人が多い理由

Sponsored Link


2016年の流行語大賞に選ばれた「神ってる」

何となく若者が使ってそうな
雰囲気のある言葉ですが、
実際は嫌いな人もいるようです。

ここでは、そんな「神ってる」
にフォーカスして取り上げてみたいと思います。

 

「神ってる」の意味

「神ってる」の意味について
よくわからないと感じている人がいますが、
まず重要なこととして、この言葉には
あまり具体的な意味がありません。

これは今現在は国語辞典や
広辞苑に載っていない、
いわゆる造語という言葉なので、
これから世間の人が
どのように使用していくか
で意味が作られていくことになります。

確かに、語源としては

「神懸っている」

になるのですが、
実際はかなり違った
ニュアンスになっているところはあります。

「神懸っている」だと、
びっくりするような
幸運な出来事があったり、
超人的な能力を目の当たりにしたり、
そんな極端な出来事でないと
なかなか使われないイメージ
なのではないでしょうか。

まあ実際に日常で使用する人を
私は聞いた覚えがないですけどね(笑)

kamitterukami

 

その点、「神ってる」
というとかなり表現が軽くなって、
ちょっとした凄いことに対しても使えます。

「あの髪型なんか神ってるね」

「部屋が何もなさ過ぎてなんか神ってる」

「体毛が神ってる」

 

とか、ものすごく適当な例を挙げましたが
こんな感じの使用の仕方もできるでしょう。

また、

超カッコいいとか、超可愛い

等に対しても使えますね。

感動したり衝撃を受けた場合

にもかなりイケると思います。

 

ですから、単なる
「神懸かっている」
の省略版、若者言葉、
として片付けるのは違っていて、
敢えて近い言葉を挙げるなら
「ヤバい」でしょうか。

「ヤバい」という言葉は
良くも悪くも汎用性が高過ぎるのですが、
「神ってる」の場合は

「ヤバい」の良い方の意味だけに使われる言葉

としたら、かなり近いイメージになると思います。

現状だと、恐らくそんな方向で
意味が定義付けられていくのだろうと思いますね。

 

Sponsored Link

 

「神ってる」の由来とは

「神ってる」の由来は、
今年セリーグで優勝をした
プロ野球チームである

広島カープの鈴木誠也選手に対して
監督の緒方孝市氏が使ったのが起源

とされています。

もちろんもともとは単純に
「神懸かってる」
の短縮形なので、
それ以前にも使っていた人は
いると思いますが、
メジャーではなかった感じですね。

鈴木誠也選手がまさに「神懸かり」的な
二試合連続サヨナラホームランで
チームが勝った試合で、
緒方監督は鈴木選手の活躍を
表現するために最初はそのまま

「神懸かってる」

という言葉を選びました。

しかしながら緒方監督自身
舞い上がってテンションが
上がり過ぎていたこともあり、
そこでは納まらずに

「今風で言うと「神ってる」」

と付け加えたのです。

ですから、気持ちが乗ってなかったら
間違いなく出てきてないでしょうね。

 

それまでほとんど使う人もいなかった
この造語は、カープファンも同様に
超ハイテンションになっていた
ことも手伝って、一気に
全国に拡散することになりました。

流行語にまで至ったのは、

  • カープがそのままセリーグ優勝を果たしたこと
  • 鈴木誠也選手がまさに「神掛かり」と言えるような成績を残したこと

の二つが理由として挙げられると思います。

鈴木選手はその二試合だけではなく、
シーズンを通して大活躍していましたからね。

もともと彼はまだ22歳で
ほとんど実績のない若手であり、
そこまで活躍するとは
全く思われていなかったので、
余計に驚かれたのです。

「神ってる」が流行り出してからは、
言葉のハードルが下がり
一気に幅広く使用されるようになりました。

 

嫌いな人が多い?

それでも、嫌いな人は
けっこういたりするようです。

その理由の大半は

「何か気持ち悪い」

とか、

「何かダサい」

という理由です。

ですから、

漠然と「肌に合わない」

という感じですね。

なぜ「肌に合わない」かと言えば、
それはやはり

「神」というワードが一番の原因

でしょう。

「神」というワードが入ると、
かなりオカルト的なニュアンス
を感じる人がいますからね。

そういうオカルト的な言葉に対して
過剰に反応を示す人はたまにいるので、
そういった人からしたら

「何か気持ち悪い」

という反応になるかも知れません。

 

「ダサい」という反応も、結局は
オカルト的言語に対する気持ち悪さから
来ている気持ちの表れの一つだろうと思います。

こういう人は

「じゃあ逆にカッコいいと思う言葉を挙げてみて」

と質問したら、十中八九何も答えませんからね。

ただし、

「流行する言葉はダサい」

というのはあります。

特に流行語大賞に
ノミネートされるような
極端に流行る言葉というのは
後の死語(口にすると超寒い言葉)
になる可能性が極めて高いですから。

しかしその場合であれば
それは

「神ってる」がダサいのではなくて、
「「神ってる」が流行したからダサい」

ということになりますよね。

ですから、基本的には
「神ってる」自体の嫌悪感が根底にあって、
そこから嫌いな理由を探すことで
「ダサい」に至っているであろう、
と言えるわけです。

でもそういった嫌いな人であっても
もし自分が「神ってる」と言われれば
恐らく嬉しいだろうとは思いますが(笑)

 

鈴木誠也は「神ってる」を好まない

ちなみに、鈴木選手は
「神ってる」と言われるのが
あまり好きではないようです。

その理由は、

「神ってる」を
「実力以上の何かが働いた結果」
を表す表現として捉えているから

です。

確かに実際、本当に
実力が認められている選手が
鈴木選手と同じことしたら、恐らく

「神ってる」

ではなく

「神」

と表現されるでしょうからね(笑)

ですから、鈴木選手は

「来年は「神ってる」とは言わせない」

と意気込んでいます(笑)

 

ただ、本当は実力以上の能力が
発揮されるのは素晴らしいことです。

結局のところ、人間は運がなければ

「明日この世を去らなければならない」

というくらい運に依存していますから。

つまり、「神ってる」
ということはその運を
味方に付けているわけで、
これはとりあえず
素直に感謝するべきだろうと思いますね。

 

         Sponsored Link






One Response to “「神ってる」の意味と由来とは。流行語でも嫌いな人が多い理由”

  1. 田中 より:

    スポーツ選手ってやっぱりアンポンタンが多い!った思ったよ!

田中 へ返信する

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ