適当な人の人生の方が成功する？適当に生きる、考える事の大切さ
人の性格というのはそれぞれなので、
いつも厳格で妥協ができないもいれば、
いつも大体で満足して拘らない人もいます。
「どちらが正解なのか」と言えば
それは一概には言えないのですが、
案外「適当さ」には
一般的に思われているよりも
大きなメリットがあったりします。
というわけで、今回は
「適当」に生きたり考えたりことの大切さ
についてフォーカスしてみたいと思います。
一般的に思われている適当な人の特徴
一般的なイメージとしての適当な人というのは、
一言で言えば
ポジティブではあるがやることが雑
といった感じですね。
ポジティブであるが故に
- 人生を楽しみ易い
- 逆境に対して強い
- 嫌なことをすぐ忘れる
- 面倒なことを適当に切りを付けられる
等のメリットが挙げられますが、
一方で雑であるが故に
- やることがいい加減
- ケアレスミスが多い
- そもそも失敗が多い
等、パフォーマンスの方で
その代償を支払うことになる
という認識をされているわけです。
「適当さ」がもたらす最大の好影響とは
しかしながら、実は視点を変えると、
この認識の中で見落とされている点があります。
それは「適当さ」というのは、
流れを生み出すのに非常に適している
という事実です。
人間というのは、何をするのにも
気持ち的な流れが非常に大切です。
しかしながら、
厳格で妥協ができないと、
・これどうなんだろう
・これは違うかも知れない
・もっとこうした方が良いかも知れない
・ここのところ微妙じゃないか
と考えます。
こういった感情（気の迷い）を過らせることは、
気の流れを乱すことに繋がります。
確かに、改まって考えるというのは
質を向上させる上で非常に重要なのですが、
一方でその代償として「流れ」
を犠牲にしているという事実が、背景にあるのです。
流れ（勢い）の重要性
ここで私が強調したいのは、
「適当さ」によって生み出される
「流れ」が一体どれほど重要なのかです。
「流れ」は「勢い」を産みます。
この「勢い」というのは、
人生を上手く生きる上で
非常に重要な鍵となってきます。
「勢い」があれば、
嫌いなこと
辛いこと
悲しいこと
等の、自分がネガティブな気持ちに
なってしまう対象であってもそれを
より前向きに乗り切ることができたりします。
あるいは、自分がやるべきことに対して
より集中して向き合えたり、努力出来たりもするでしょう。
つまり、パフォーマンスについても
デメリットどころかむしろ
大きなメリットとなる可能性もあるのです。
ですから「流れ」を生み出す「適当さ」は
生き易さ
と同時に
成功し易さ
をもたらす
とも取ることができる、ということですね。
しかもこの「勢い」というのは、
どんどん加速していくのです。
「勢い」がものすごいことになれば、
余程の辛いことも乗り越えられるし、
凄まじい努力をすることもできるでしょう。
事実、どんな分野でも
トップ中のトップに君臨している人は、
間違いなく「勢い」の力を利用しています。
もちろん「勢い」を生み出す要素というのは
「適当さ」以外にもあるのですが、
要するにここで私が言いたいのは
人生において「勢い」が本当に重要であること
そして
「適当さ」は「勢い」を生み出すための重要な要素であること
なのです。
適当さがもたらす勢いだけでは駄目
ただし当たり前のことですが、
もちろん「適当さ」だけによる
「勢い」では駄目ですし、大変危険です。
「適当さ」だけでどんどん勢いを増し、
加速していったら、それはただの暴走車両になります。
大事なのはその「勢い」をきちんと
コントロールができることなのですが、
「適当さ」だけで勢いを増して
超スピードになったら、
間違いなく遅かれ早かれ大事故を起こします。
ガードレールを突き破って
谷底に転落していくかも知れません。
ですからときには自分を顧みたり、
反省するという行為、つまり
ブレーキを踏むこと
は必ず必要になってきます。
ある意味では、明らかに
おかしな考え方を何故か盲信している人
というのは「適当さ」による「勢い」
に任せて生きているケースが非常に多いです。
テロリストや悪徳宗教の教祖、独裁者等は
完全に自分中心の正義を掲げていながら
それに対し何の疑問も持っていない人ばかりですよね。
ただ逆に言えば、それだけ
「適当さ」は「勢い」をもたらす
そしてそれだけ
「勢い」の力は超強力である
という事実の裏付けにもなるのですが。
とにかくここでお伝えしたいのは、
「適当さ」は一般的に思われているよりずっと大切である
という事実です。
バランスが大切なのは
誰でも知っていることだと思いますが、
この記事を読まれて
「良い視点だ」
と感じられた方が、これからより良い、
自分が幸せだと思える人生を生きるために
そのバランスの中心をどこに
置くことを目指すのが良いのか、
について改めて考える人が出てくることに
勝手に期待しています(笑)
