海外ドラマ『フレンズ』の魅力とその後、英語学習方法について
英語学習に海外ドラマや映画を活用するのは、非常に理に適っています。
ネイティブが生きた英語を話していて、絵があって語感も掴めるし、英語字幕がある作品でしたらまず字幕なしでリスニング、後で答え合わせの英語字幕、さらにその答え合わせの日本語字幕とまさに理想的な英語教材となります。
しかもDVDは旧作だと一枚50円程度で借りれたりして、コスパとしても申し分ありませんからね。
ただしネイティブレベルの英語なので難易度は最高レベルと言っても過言ではありません。また、作品そのものがあまり面白くないとなかなか繰り返し観れなかったりします。
その点において、ドラマ「フレンズ」は非常に優れています。ここでは、ドラマ「フレンズ」の魅力、簡単な紹介と英語学習にどのような理由で優れているかを取り上げていきたいと思います。
ユーザー名（筆者）：middlemount
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フレンズとは
『フレンズ』は、アメリカで1994年から2004年に放送されたテレビドラマです。
６人の男女それぞれの恋、仕事、友情、様々なドラマを『シットコム』でコメディタッチに描いています。
『シットコム』（situation comedy）は、スタジオに観客を入れて観客の笑い声や拍手を収録して編集しています。笑い声が入っているドラマ、よくありますよね。『フルハウス』なんかもそうです。
日本でも三谷幸喜さんの「やっぱり猫が好き」、「ＨＲ」が有名です。
フレンズの愛すべき登場人物
モニカ（コートニー・コックス・アークエット）
潔癖症で完璧主義者。黒髪の美人ですが昔はおデブちゃんだった過去があります。おデブちゃん時代の映像もたまに出てきます。シェフをめざしています。料理好きでもてなし好きなので、モニカの部屋は６人のメンバーの溜まり場です。
レイチェル（ジェニファー・アニストン）
わがままなお嬢様だったけど、結婚式をボイコットしたため怒った親に支援を打ち切られ、貧乏生活が始まります。高校時代の親友だったモニカを頼ってルームメイトになります。女性メンバーの中では一番モテます。自分のやりたい事は何かを求めて少しずつ変わっていきます。
フィービー（リサ・クドロー）
とにかくやることがトリッキーです。ホームレス経験あり、逮捕歴あり、霊感あり。マッサージの仕事をしていますが、奇妙な作詞作曲をするミュージシャンでもあります。恋のお相手も次々に変わり、意外とモテます。
チャンドラー（マシュー・ペリー）
モニカと同じアパートの向かいに住む住人で、しょっちゅうお互いの部屋を行き来しています。父親がゲイになり、複雑な幼少時代を過ごしたせいで皮肉屋になったと自分で言っています。女性との真剣な交際が苦手で長続きしません。自分のジョークに自信を持っています。（実際面白くて、一番好きなキャラクターです。）
ジョーイ（マット・ルブランク）
チャンドラーのルームメイトです。チャンドラーとの子供みたいなバカげたやり取りが面白いです。売れない役者ですが、女の子にはモテモテで遊びまくっています。お勉強嫌いだったのか、一般常識がなくてたまにとぼけた発言をして笑わせてくれます。
ロス（デヴィッド・シュワイマー）
モニカのお兄さんで、オタクタイプです。頭はよく、誠実で真面目ですが少しダサい感じです。学生時代はレイチェルがマドンナのような存在でした。結婚していましたが、奥さんがレズに目覚めて離婚し、独り身になります。
この６人が、モニカの部屋もしくはアパートの近所にあるコーヒーハウス「セントラル・パーク」に集まって日々の何でも無い話や恋や仕事の話をして会話を繰り広げていきます。
約束したわけでも無いのに何となく集まる。この空気感が良いですよね。
シットコムなので一定の場所で長くおしゃべりするシーンが多く、それもあってかフレンズは英会話教材として高い評価があるようです。
英語教材としてフレンズを利用するには
フレンズに出てくる会話のほとんどは日常会話なので、難しい単語はほとんど出て来ず、固すぎず、くだけすぎない文章が使われています。
さらにシットコムであるためによく間合いが取られて話し方もはっきりしているので、ネイティブでない人にも日常英会話を学ぶのに素晴らしく適しています。
ただし、フレンズの放送をしていた頃とは時代が違うので流行りのスラングなどは学べないと思いますが。
TOEIC600点、英検2級より少し上のレベルになったらすでに初めての視聴であっても少しずつ聞こえるところが出てきます。
個人的には初めてでも20～30パーセントくらい聞き取れるようになるレベル（TOEICだと650～700点程度）くらいから始めるのが一番良いと思いますね。
ただ、どうしてもフレンズが面白そうだからまだそのレベルに達していないけどみたい、という人でも十分に活用はできます。
フレンズで英語学習の基本
まずは、フレンズというドラマを楽しむ。
できれば英語音声、日本語字幕で見てください。
1つのシーンを英語音声、英語字幕で見て、解らない単語、聞き取れなったフレーズをチェックする。
何度も聞いて、英文は分かっているのに聞き取れなかったフレーズをわかるまで聞く。
演者と一緒に発音する。
シャドーイングといって、演者のセリフにかぶせつつ発音するのが効果的です。
英語学習は見たり聞いたりするだけではなく、発した方が効果が上がるのです。
こちらは私の知人の一人による体験談になります。
私が以前いた会社に外国の研修生が来る時期があったのですが、その時はお話ししたくて、フレンズを英語音声、英語字幕で見ながら勉強していました。前述のように聞き取れるまではやりませんでしたが、英語字幕を見ながら聞いているだけでそれなりに効果がありました。
今でもフレンズの英語音声のみｍｐ3に変換して携帯に入れて聞いています（フリーソフトでこのような事が出来るので興味ある方は調べてみてください）。
主な理由は英語学習ですが、それ以外に催眠効果があります。
私はフレンズのDVDを見ると心が穏やかになるのか、よく眠れるのです。眠れない夜にイヤフォンでフレンズの英語音声を聞いて、聞き取れる会話からシーンを思い出して大体何を言っているのか理解しながら、お馴染みのメンバーの声に癒されてウトウトしているうちに寝ています。
聞き取れる会話からシーンが思い出せるのは、私がフレンズ好きすぎて５０回以上はリピートして見ているからです。
でも前述のような勉強法をしていなかったからか、ペラペラにはなれませんでした。今からでも間に合いますね。頑張ってみます。
この方の場合はまだ英語の基礎が十分にできていないのではないかという印象を受けるので、まずそちらを付けた方が効率は上がると思います。
じゃあどうやって基礎を築くかというと、大概の純日本人にとっては普通に市販の英語教材で中学生レベル（英検2級以下程度）の文法の勉強し、ほぼ完ぺきに理解をするという地道な作業が理想になるのですが、それが苦痛でやる気が起きない人は文法から攻めるのではなく初心者向けの物語風のポッドキャスト等を利用したらどうかと思います。もしそれも苦痛なら、お金は掛かりますが英会話学校にいくとか通信講座を受けて自分をやるしかない環境に置くのが理想だと思いますね（笑）
とはいえフレンズが面白いからこそ英語の勉強ができるのであれば、その時点で効率が非常に高いことにはなるので、あくまで理想ではありますが。
フレンズもシーズン10までなので教材として使える量が限られていますからね。
フレンズ好きなら知りたいその後のフレンズメンバー
フレンズ奇跡の復活
アメリカのあるバラエティ番組にジェニファー・アニストンがゲストで登場、司会者が用意した脚本でフレンズの寸劇をしようと持ち掛けます。
ステージにはモニカの部屋のセットが表れ、司会者がロスとなりお芝居を始めますが、セリフの途中で突然コートニーが登場。びっくりしているのも束の間、次にはリサが登場します。
３人がノリノリで芝居してくれていますよ。
モニカとチャンドラーがドラマで共演！！！
マシュー主演のドラマ「Go on」にコートニーがゲスト出演しました。
マシューは、スポーツラジオ番組の司会者ライアン・キングを演じており、コートニーはライアンの友人がライアンのためにセッティングした女性の役です。
フレンズメンバー一同に会す
２０１６年の番組です。
残念ながらチャンドラー役のマシューは欠席でしたが、ビデオメッセージがありました。
フレンズのお気に入りシーンをそれぞれ語ったりしていましたよ。
他にもフレンズメンバー再会シーン沢山ありました。
ジョーイとフィービー再会！
チャンドラーとジョーイ再会
ジョーイ役のマットが老けていてちょっとショックでした。
マシューはいい感じに老けています。
最後に
いかがでしょうか？英語学習が進んだ方、もしくはフレンズが好きで仕方ない方。なんとか英語を聞き取りたくなりませんか。それがさらにモチベーションになったりするのも、ドラマや映画を英語学習で活用するメリットではありますね。
取り上げたようにフレンズの仲間達はフレンズ終了後もそれぞれ交友がある様で、他にもドラマ共演しています。
2014年にはコートニー主演の『クーガータウン』にマシュー他ジェニファー・アニストンとリサ・クドローもゲスト出演しています。これからもそれぞれのメンバー主演のドラマに期待出来ますね。
