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子供の運動神経は遺伝より遊びや習い事が重要?育て方のコツとは

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undoukaikatuyaku

大人になるとスポーツ選手でもない限りそれほどあっても意味はないのではないかと思われる運動神経ですが、実はそうとも言い切れません。

何故なら、子供の頃に運動神経の良い子は他の子供より優位に立ててクラスの中心人物のような存在になれるので、気持ち的に前向きになり自信を持てる子になり易いからです。

普通に考えると勉強ができる子の方が将来有望なのですが、どうしても地味な存在になるのであまりちやほやされないですし、結果的に内向きでコミュニケーション能力の乏しい子になってしまったりするケースも十分に考えられます。

社会的に成功するのは必ずも頭の良い人ではないので、つまりそういう意味ではどちらが良いのかな、と迷うレベルで子供の運動神経は重要だったりするわけです(もちろん両立できたらそれが一番良いですが)。

とはいえ、

「運動神経って遺伝じゃないの?」

と思われている方も少なくないでしょう。

しかしながら、実は現在の科学では遺伝の要素は一般的に思われているよりもかなり小さく考えられています。

というわけで、ここでは現時点の運動神経にまつわる主要な科学的な見解等を紹介したいと思います。

ユーザー名(筆者):middlemount

 

運動神経は遺伝するのか

『私は運動神経が無いから子供に遺伝しないか心配』というお母さんの声はよく聞きますね。

私は反対で、私も主人も運動神経いい方だから自分達の子供も何にもしなくても勝手に運動ができるようになるだろうと思っていました。

でも調べてみると運動神経が遺伝するという説は意外とあまりありません。ある子供向けスポーツクラブの勧誘チラシには運動神経が遺伝するとは医学的にも証明されていないと書いてありました。

 

子供の運動神経発達の仕組み

運動神経が良い人というのは「運動している人を見て、自分でイメージして動いてみたら出来る、もしくは数回やってみたら出来る」といった人でしょうか。我が子もそうなって欲しいと望む親は沢山いるでしょう。どうしたらなれるのでしょうか。

結論からいうと、小さい頃から子供に運動する機会を与えることが非常に大事だと考えられています。

実は運動神経を育むには大事な期間、ゴールデンエイジがあります。さらにゴールデンエイジは3つに別れていて、それはプレゴールデンエイジとゴールデンエイジ、ポストゴールデンエイジです。

 

プレゴールデンエイジ(3歳~8歳)

「掴む、飛ぶ、走る」などの人間の基本動作にあたる運動神経が発達する時期です。様々な動作を経験して、身につけておくべき時期だそうです。
自分の体が思う様に動かせない時期でもありますが、この時期に様々な運動を経験させることが効果的なようです。

 

ゴールデンエイジ(9歳~11歳)

脳と身体の繋がりが発達し、自分が思うように体を動かせるようになる時期です。
動きに対して脳もどんどん吸収していきます。動きを見ただけですぐ理解でき、今まで出来なかった事も出来るようになる時期です。そのためにもプレゴールデンエイジに基本動作を身に付けておくことが大事なようです。

 

ポストゴールデンエイジ(12歳~14歳)

運動神経の成長は止まりますが、筋肉や体が発達する時期で、ゴールデンエイジの時に鍛えられた神経に身体能力が追いついてきます。短期間で急成長することは難しくなりますが、考えながら練習することによって質を高めていく事ができるようです。

 

遊びや習い事は難しく考えなくてOK

以前に、「運動神経の良い親の子供は運動神経が良いというケースが多いとしたら、運動好きの親だからこそ、子供を運動する場によく連れていき、機会を多く与えているからだ」といった記事を読みました。スポーツ嫌いな親は困るではないかと思いますよね。でも大丈夫です。

運動神経を育むのは、公園で遊ばせるだけで充分なようです。

色々な遊具があり、思い切り走るスペースもあります。色々な動きを遊びの中で体験させることでその動きが子供の身に付きます。苦手な動きを作らないようにも出来るみたいです。

子供は公園にお友達がいれば、勝手に遊びまわっていますよね。お友達がいない時は少し付き合ってあげましょう。大変ですけどね。

我が家は公園から近いので公園の様子がよく見えるのですが、近所に住む女の子は常連さんで、うちの子よりよく公園にいます。

お母さんも大縄跳びを回したりして、子供とよく遊んであげています。

その子は5歳の頃から縄跳びも20回以上飛べるし、大縄跳びも雲梯も同じ年のうちの子より上手です。その子のお母さんはまさに『私は運動神経が無いから子供に遺伝しないか心配』と言っていました。でも娘さんは今充分に年齢にあった運動が出来ています。親が機会を与えてあげることが大事なのだと証明している親子だと思います。

 

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以前、子供をオートテニスに連れて行きました。やる気はありましたが、そこは幼児、ほとんどボールが返せず、コート側に多数に残して終了です。テニスを嫌いになって欲しくないから子供の機嫌を損ねないようにある程度自由にさせながら教えていましたが、難しいです。

テニスに限らず、子供は出来ないと癇癪起こしたり、すぐ諦めたりします。その様子を見守りながら運動させることになるから親は大変ですよね。

だからと言って子供がやりたがるからとゲームばっかりやらせていたら、運動の全然できない子になってしまう可能性は高いわけです。ゴールデンエイジは一度しかきませんし、その時期に精一杯、子供の将来を考えた遊びや習い事をさせるように心掛けたいところですね。

 

遺伝の可能性もある?

前述のような内容の話を読んで、私的には「えー!それしんどい、ほっといても運動神経良くならないの??」と思い、しつこく調べてみるとこんな話もありました。

母親が持つミトコンドリアは運動神経と深い関わりがあり、母親の運動神経が子供に引き継がれるというという説です。

精子はミトコンドリアを持ち込まないので母親の卵子により決定されるようです。

ですが、これも環境によって変わるとのことなので、遺伝というには今一つぼんやりし過ぎていますね。

 

ちなみに余談ですが、女子サッカー選手の澤さんの子供は期待値高いとか言われています。

ご主人もサッカー選手だったので、きっと子供に運動させますよね。良質な運動環境に良質なミトコンドリアがあれば最強なのではないでしょうか?今後に期待したいところです。

 

最後に

運動神経と遺伝の関係性、育てるためにどうしたら良いかを取り上げてきましたが、一つ比較的盲点となり得る重要な視点を提供したいと思います。

運動神経の例で言えば、多くの人は

「遺伝が強いのか後天的要素が強いのか」

に囚われてしまいがちですが、実のところ意識の問題も非常に大きいです。

例えば親がスポーツ選手だったりした場合、親は自分の子だからできるはずと考えますし、本人も同じ理由でできるはずだと考えます。こうなればそれでいてまるで運動音痴、なんてことにはほぼなり得ないでしょう。

 

これは何事にも言えることなので、たとえ自分が苦手なことだったとしても

「だからお前もできないだろう」

等というネガティブな意識を植え付けるのではなくて、

「でも遺伝とは実はそれほど関係ないんだぞ」

というポジティブな意識を持たせてあげることが、すごく大切になってくるのです。

そうなると、習い事などであまりレベルの高い環境に入れるのも自信を喪失して逆効果になり得るので、やはり小さい頃はひたすら身体を動かしてあげることを考えるのが一番なのではないかと思います。

 

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