引っ越しの手続きでやることは?子供ありの段取りリストと注意事項
転勤などで度々引っ越しを繰り返されているご家族は多いのではないでしょうか。
今回私は結婚して4度目の引っ越しをすることになりました。もっと回数を踏んでいるママさんもいるはずですよね。でも私もそうですが、何をやらなきゃいけないのか次の引っ越しの時には忘れてしまいます。
引っ越しで色々と準備が大変なママさんの少しでもお役に立つよう、引っ越しの準備、手続きでやること、また注意事項について、リストを挙げながらお話ししたいと思います。
転勤に限らず、お引越しされる方の参考になればと思います。
ライター:nakayaさん
すぐにすること
・引っ越し業者を決め、日程を決める
3~4月は繁忙期のため希望日が取り難く、値段も1.3倍~1.5倍に上昇します。余裕を持って予約することをオススメします。
・賃貸住宅・駐車場の解約
解約の場合、家賃が日割なのか月割なのかも契約書を要チェックです。
・転校届
引っ越しが決まったらすぐに学校に報告し、在学証明書・教科用図書給与証明書を受け取る。
・不要品の処分
家の中の整理をして不要な物はリサイクルショップ、もしくは粗大ごみとして処分しましょう。
ゴミの指定日に合わせて効率よく捨てていきましょう。捨て忘れると引っ越し先に持っていくことになります。
・箱詰め開始
箱を新居の何処に運ぶか引越業者の方が解りやすいようにした方が良いと思います。
私の場合、新居の間取り図をコピーして図に部屋の名前を記入し、箱にも間取り図に記入した部屋の名前を記入します。
引越業者の方に図面の部屋の名前を箱に記入している事を伝えます。
箱に「Y1」と記入してあるものは間取り図「Y1」の部屋へという感じです。
家具の配置場所も間取り図に記入しておきます。これは引越業者の方に頂いた引っ越しのガイドブックにも書いてありました。業者としてはその方が良いのでしょうね。
*いわゆる「らくらくパック」(業者が箱詰め)の場合でも、台所の棚、本棚、子供のおもちゃ棚などの棚は一度整理しておきましょう。
私は二回らくらくパックをやっています。
ぎりぎりまで普通の生活が出来るという特典はありますが、一度整理をして棚や引き出しの掃除しておきます。業者さんに対して恥ずかしいのもありますが、せっかく新居に行くならきれいなものを持って行きたいですよね。整理していると不要なものが必ず出てきます。
タンスの作りにもよりますが、洋服ダンスの引き出しを抜くと、懐かしいものや恥ずかしいものが落ちていたりしますよ。要チェックです。洋服ダンスを上下に分解して運ぶときに下に落としていたものが出てきたりします。
今回失敗したのは、台所の水道です。
前日に浄水器を取り外さなくていけないことに気付き、取り外してから元々ついていたキャップをはめる必要があることに気付きましたが、その時には既に台所の荷物が詰められた段ボール箱の山でした。
当たり前ですが業者の方は容赦なく箱詰めされるので、箱詰め前に最終チェックが必要だと思います。
二、三週間前にすること
- 郵便物の転送手続き
- 郵便局窓口、もしくはインターネットで連絡。
- 新聞他牛乳などの宅配サービスへ連絡
- インターネットのプロバイダに連絡
- 電話会社に連絡
3、4月は込み合っているので、できれば2週間以上前に連絡。
解約する場合はモデムなどを返却しなくてはいけません。私は急な引っ越しのため、新居からモデムを返送することになりました。
一週間前にすること
・転出届の提出
身分証明書と印鑑を持参し、最寄りの市区町村の役所へ。引っ越し日から14日以内から受付。
印鑑登録、国民健康保険、国民年金も同時に手続きします。
国民年金については、第2、3号被保険者は基本的に勤め先で変更してもらえます。第2号被保険者は会社員または公務員のご主人。第3号被保険者は第2号被保険者に扶養されている配偶者です。
・児童手当の手続き
*手続き後に所得証明書をもらいましょう。引っ越し先で再登録する際に必要です。
・電気の移転手続き
旧居・新居の管轄会社へ電話もしくはインターネットで連絡。
・ガスの移転手続き
旧居・新居の管轄会社へ電話もしくはインターネットで連絡。場合によっては立ち合いが必要です。
・水道の手続き
旧居・新居の管轄会社へ電話もしくはインターネットで連絡。
・金融機関の手続き
銀行、クレジットカード、保険会社などへ住所変更の手続き。通帳と印鑑を持って窓口もしくは郵送、インターネットで連絡。
・NHKの住所変更
電話もしくはインターネットで連絡。
我が家は引っ越してすぐNHKの方がお見えになったので、その場で変更手続きをしていただきました。
・ペット類の手続き
印鑑を持参し、保健所へ届け出。
・お世話になった方々へ挨拶の準備
私の場合は子供が小さいので、幼稚園やマンション、公園などで親しくしていた子供の友達に簡単なメッセージ(子供とママへ)を添えてタオルハンカチとお菓子、もしくは文房具などのプレゼントを用意し、みんなで集まって遊ぶ時に渡しました。
特に親しかった友人などは別で用意をしたりと意外とお別れプレゼント選びが大変です。
前日までにすること
・ご近所へあいさつ
私はマンションだったので上下左右のお部屋にちょっとしたお菓子を持っていき、お世話になったお礼と、引っ越し作業でお騒がせする旨を伝えました。
・手荷物を避けておく
らくらくパックだと避けておかないとどんどん箱に詰められてしまいます。引っ越し当日には詰めないで欲しいものを一か所にまとめてその旨を伝えましょう。
・石油ストーブの灯油を抜き取る
・冷蔵庫のコンセントを抜いて水抜きをする
当日にすること
<旧居>
・拭き掃除
冷蔵庫の裏、洋服ダンスの裏などは運ぶ前に拭きたいので声をかけて欲しいと引っ越し当日に作業スタッフの方にお願いしました。
・作業スタッフへの差し入れ
これは個人の自由です。ただ、人によっては気持ちよく仕事をして頂くためにお菓子とお茶を出すとか、ペットボトルのお茶を1本ずつ用意するなどの心遣いをする方もいます。
統計でも半々のようです。
私は今回初めてペットボトルのお茶を1本ずつ用意しました。暑い日で私も喉が渇いて水分補給しながら作業していたので、用意して良かったと思いました。新居の作業スタッフにも同様にしました。
・鍵の返却
家の場合は宅配ボックスのカードの返却もしました。
・ガスの立ち合い
・大家さん立ち合い
・電気のブレーカー落とす
・忘れ物チェック
<新居>
・ご近所へ挨拶
私はマンションだったので上下左右のお部屋に洗剤セットを持っていき、ご挨拶と共に引っ越し作業でお騒がせする旨を伝えました。
・電気の使用開始
・ガス開栓の立ち合い
・水道使用開始
引っ越し後にすること
・転入の手続き
転出証明書と印鑑を持参し、最寄りの市区町村の役所へ。印鑑登録、国民健康保険、国民年金も同時に手続きします。
・児童手当の手続き
印鑑・振込先の口座番号・所得証明書・請求者本人の保険証を持参し、最寄りの市区町村の役所へ。
・転校の手続き
教育委員会で転入学通知書を貰う。新しい学校へ転入学通知書・在学証明書・教科用図書給与証明書を持参する。
・運転免許証の住所変更
印鑑と住民票を持参し、警察署もしくは運転免許センターへ。
地域によるかもしれませんが、私の場合は新居に私宛に来ている郵便物のみで住所変更できました。
本籍・氏名・生年月日に変更がある場合は住民票の写しがいるようでした。
引っ越し先の警察署のホームページで調べてみるといいかもしれません。
・ペット類の登録変更届
印鑑・旧鑑札・狂犬病予防接種書を持参し、管轄の保健所へ。
急な転勤で困ること(注意する点)
・学校問題
今回は3月末の辞令でした。
大変だったのは、子供が小学校の入学式を控えているタイミングだったのです。
4月6日には入学式ですが、引っ越し前の市区町村の役所で転出届を出し、引っ越し先の役所で転入届を出さなくては入学式に出られません。
こういった場合は、多くの事例としては、引っ越し前の学校に1学期通わせて、2学期から引っ越し先の方に転入という形になるようです。
我が家も新1年生というタイミングでなければそうしたと思います。
我が家の場合は引っ越し先が持ち家だったため、家探しという手間が省けます。そのため、無理をすれば引っ越し先の入学式に間に合います。ベテランママさんに相談したところ、「新入生で学校やクラスになれたと思ったら転校してまた新しい環境に慣れるというのは精神的に辛い、最初が肝心、頑張って入学式に間に合わせた方がいいよ」というアドバイスを貰いました。
以前、幼稚園入園のタイミングで転勤になった際はのんびり5月から転入させました、小学校となると学籍問題が生じ、休ませるというのも学校や役所からいい顔をされません。
印象が悪いのも良くないと思い、引っ越し前から新居へいき、出来る限り小学校に通わせ、旧居に戻って引っ越しの準備をしました。片道3時間かかり、行ったり来たりで電車を嫌がる子供をなだめるのに疲れました。
色々選択肢はありますが、考え方は人それぞれですよね。
ママとしては心身共に疲れますが、ベテランママ友の「負けるな」というメッセージが結構効きました(笑)。「がんばって」より「負けるな」の方が「負けそう」って愚痴りやすいですし。負けそうでもやるしかないので、ママさん、頑張ってください!いつか落ち着く日が来ます。
・ゴミの処分
粗大ごみの処分は前もって連絡が必要ですし、リサイクルセンターに行くにも重いものなど主人に手伝って貰いたい時もあります。
今回は3、4年で転勤という事を聞いていたので、転勤ゾーンに突入した今年、辞令が出る以前に処分していました。本当に良かったです。
転勤になりそうな方、早めに手を打つことをオススメします。
・お世話になった人々への挨拶
急な場合は全ての人に連絡出来ないこともあります。
合う時間を設けられないので、申し訳なかったりします。
なるべく誠実にお別れをしたいものですね。