会社に行きたくない理由と対策とは。朝の吐き気やうつは休むべき?
会社というのは、本当にたいへんなところだと思います。
「こんな大変なところで、これから何十年もやっていかないといけないのか」
と考え、気がおかしくなってしまいそうになる若い子もいるのではないでしょうか。
ここではそんな方々に向けて、会社に行きたくない理由とその対策について取り上げていきます。
◇◇◇もくじ◇◇◇
会社に行きたくない理由
会社に行きたくない気持ちになってしまった場合、その理由としては大きく
人間関係
と
仕事内容
に分けることができます。
人間関係のケース
仕事で感じるストレスの大きさというのは、上司がどんな人なのかが非常に大きく影響してきます。
たとえば上司がちゃんとした人であれば、あなたのことを理解しようとするし、あなたにとって仕事がどれだけ負担になっているか考えようとします。
ですが逆に上司が悪い人で自分のことばかりを考えるようなタイプであれば、その上司はあなたの仕事の負担を考えようとしません。
そうなると、あり得ないくらい仕事が増えたり、とんでもないことをやらせてきたりすることもあります。
あるいは、細かいところを指摘して揚げ足を取るとかもありますし、普通にパワハラをどんどんやってきます。
また、関わりの多い取引先や他の社員との人間関係も非常に大切です。
何らかの事情で関係が悪くなったり、あるいはそもそも気が合わず関りを持つだけで気分が悪いということになると、仕事をしていく上でかなりの精神的苦痛になります。
仕事内容のケース
また仕事内容というのも、人間関係と同じくらい会社に対してのネガティブな感情に繋がるものです。
まず、単純に仕事内容自体がつまらない場合。
これは少しナメている人がいるかも知れませんが、つまらないと思う何かをずっと続けることは本当にしんどいことです。
ストレスが溜まらないはずがありません。
次に、仕事が大変過ぎる場合。
まず、会社というのは基本的に配属された中で仕事が決まるので、得意不得意は関係ありません。
ですから、たとえ自分が苦手なことであっても、しっかりこなす必要があるのです。
苦手なことは人の倍努力しないといけないので、精神的に本当にキツくなってきます。
また、たとえしっかりと仕事をこなすことができたとしても、悪い会社や上司に当たった場合、大変な仕事をひっきりなしにどんどん与えてくることがあります。
そして明らかに一人で処理する量ではないのに、それを何故か全て自分がやるのが当たり前のような空気になってしまうのです。※ただし会社や上司に悪意はなくとも、何らかの事情で仕事が増えて自然にそういった状況になることもあります。
あるいは、上司から叱られるのを極端に恐れたり、人の評価が気になり過ぎたりすると、仕事に対して妥協ができなくなります。
その結果、気持ち的にものすごくしんどくなってきて、たとえもともとその仕事が好きであっても嫌いになってしまうし、会社に行きたくなくなってしまいます。
会社に行きたくない時の対策
人間関係のケース
上司が悪い人だった場合において、すごく大事なことがあります。
それは悪い上司というのは、常に苛める標的(ターゲット)を探しているという事実です。
ターゲットを探し、見つけたらロックオンして集中攻撃をするのです。
ストレス発散に利用します。
ロックオンされるのは、仕事ができない人、もしくは気が弱い人・コミュニケーション能力の低い人です。
このどれかに当て嵌まるとロックオンされ易く、全てに当て嵌まると完全にサンドバッグになります。
ただ逆に言えば、ロックオンされるタイプに全く当て嵌らなければ、その人はかなり安全な立場になります。
悪い上司は弱い者いじめが大好きなので、弱みを見せると徹底的に責めてきます。
弱みというのは上司からしてみたら叱る理由になるので、教育の一環であるという口実ができるからです。「君のためなんだぞ」と言われたら、何も返せませんよね。
ですから、決して弱みを見せてはいけないのです。
≪取引先や他社員≫
関りの多い取引先や他の社員との人間関係については、これは正攻法で上手にコミュニケーションを取るしかありません。
決して相手の気分を害さないように、自分が言われて嫌なことを言わないようにするのがまず一つです。大概人間関係の下手な人というのは、自分が言われて嫌なことをついつい口にしてしまう傾向にあります。
ですから、もし自分が人間関係でトラブルが多いと感じるなら、自分の言動にもう少し注意を払ってみましょう。そこは相手のせいにしてはいけませんよ。
仕事内容のケース
仕事自体がつまらない場合、仕事が面白く感じるように工夫しなければなりません。
そのために特に重要となってくるのは、その仕事をするとどのような意味があるのかを考えること。
たとえば、その仕事をすることで
- 多くの人にこのような価値を提供することができる
- 自分はこういう知識と経験が得られて、それらは将来にこう活きてくる
等。
仕事に意味を見い出せれば、気持ち的なノリがかなり違ってくるはずです。
するとつまらない仕事も、何となく面白く感じるようになってきます。
≪仕事が大変過ぎる場合≫
まず、自分がその仕事を苦手だったりしてなかなか素早く適切に処理できない場合、
上司に対して「自分はこの仕事は苦手なので、別の仕事を課して頂けないでしょうか」と打診する
と良いでしょう。
印象としてはあまり良くはないと思いますが、そのままきつくてしょうがない仕事をし続けるよりも何倍もマシなはずです。
どのくらい限界かによっては、さすがに多くの場合は理解してもらえると思います。
ただし、「その仕事が苦手」と言った以上は、それ以外の仕事はよりしっかりこなす必要がありますが。
駄目なら、何とか耐えられそうなら頑張ってやって、耐えられなさそうなら辞めるしかないと思います。
こなしてもこなしてもどんどん仕事を課せられる場合、これはわざと少し仕事のペースを落とすことです。
真面目過ぎると損をするのが社会です。
これは頑張り過ぎてしまう人にも言えるのですが、ほどほどに手を抜くことを覚えなければなりません。
もちろん気持ち的に余裕があれば良いですが、そうでなければ精神的に追い詰められてしまいますからね。潰れてしまっては本末転倒です。
変なプライドが邪魔して手を抜くことができない人は、そのプライドを捨てることがまず先決です。
朝に吐き気やうつ等を感じた場合は休むべき?
ここまで会社に行きたくない気持ちになる理由とそれぞれの対策を挙げてきましたが、それでも現時点で限界のサインが出ている場合があります。
たとえば、朝起きたときに吐き気を催していたり、激しい頭痛を感じたりうつ状態になっていると感じたときは、必ず休みを取りましょう。
それは十分に追い込まれています。
そんな状態で会社を休んだことに対してごちゃごちゃ文句を言ってくる人は、間違いなくろくでもない人です。
そこは自分の判断に自信を持つべきです。
しかしながら、休むことで自分の価値が下がってしまう等の理由でどうしても無理をしてしまう人がいます。
そのような無理を続けることで心や身体を壊す人は世の中にたくさんいるのですから、軽度のうちにしっかりと治療することが大切です。
そしてそのあとに、ここで紹介したような、自分が会社や仕事に対して抱いているストレスの原因に対するアプローチをしていけば良いのです。
そのアプローチも、まずは健康な心身があってこそですからね。
たとえそれが誰かの負担になるとしても、勇気を出して休み(あるいは途中退勤)ましょう。後で負担を掛けたことを謝罪し、感謝の言葉を述べれば済む話です。
ただし、朝に軽い頭痛や腹痛を感じるくらいならもう少し頑張りましょう。
もちろん、出勤時間には遅れても良いですけどね(笑)