強がり女子の心理・特徴とは。接し方や「大丈夫」の対処法
世の中には、非常に強がりな人がいます。
強がりな人は周りにとって色んな意味で扱い辛く、素直じゃないのでなかなか難しい存在であったりします。
というわけで、ここでは強がり女子(強がりな人)の心理や特徴、接し方について取り上げていきます。
※なお、ここでの強がり女子の心理等はもちろん性や年齢を問わず誰にでも当て嵌まるので、ぜひ参考にしてください。
強がり女子の心理
強がり女子が、なぜ強がっているのか。
それは、一言で言えば心が弱いからです。
心が弱いということは、傷付き易いということです。
つまり、強がりな人は傷付きたくないがために、強がることで自分の心を守っているのです。
では、何で傷付くかというと、それは色々あります。
その中で一つ代表的なものを上げると、自分が素直になったとき。
これはどういうことかと言うと、強がりな人は素直になり相手の言うことを聞くことを相手に対する「敗北」であると心の深い部分が認識し、すごく辛い気持ちになるのです。
つまり、「敗北に対しての恐怖心」ですね。
ですから、周りとしては
「なんでこんなに強がるのかなあ」
と不思議な気分にもなるのですが、本人も別に好き好んで強がっているわけではないのです。
単純に、自分の心を守っているのです。
実は強がりにはもう一つ原因があって、それは
「トラウマ的な何か」です。
過去に人に裏切られたとか、傷付けられた経験をして心に傷を負い、それがトラウマのようになってしまっている人は、また同じような思いをするのが怖いと感じるため、なかなか人を信用せず、それが強がりとなって現れます。
強がり女子の特徴
それでは、次に強がり女子の主な特徴を挙げていきたいと思います。
全員ではないのですが、高い確率で当て嵌まるはずです。
- 完璧主義
- プライドが高い
- 自分自身への評価が高い
- 他人が信用できない
- 大丈夫と言ってしまう
完璧主義であるのとプライドが高いのは、先述の「敗北に対しての恐怖心」から来ています。
自分自身への高い評価は、自分が人に敗北するような人間であるという認識に対する恐れから来ています。ですから、これも根本は「敗北に対しての恐怖心」が原因であると言えますね。
他人が信用できないについては、これは敗北に対しての恐怖心というよりも、「トラウマ的な何か」から来ていると言えます。
最初から信用しなければ、あるいは相手に譲らなければ、たとえ裏切られるようなことになりませんから傷付くこともありませんからね。
大丈夫と言ってしまうというのは、これは「敗北に対しての恐怖心」と「トラウマ的な何か」の両方から来ていると言えます。
大丈夫とじゃないと言えばそれはある意味で負けを認めることになるし、同時に相手を信用し、頼ることを意味するからです。
接し方や治す方法
強がり女子の接し方と対処法についてですが、
まず「敗北に対しての恐怖心」に対しては絶対的な方法があります。
それは、自分の方が譲ることです。
やはり強がっている女子を見ると、こっちも強がりたくなってしまいます。
実は、ここにこそ根本的な落とし穴があるのです。
自分も
「いやあなたが悪いでしょう!」
と意地になると、強がり女子はますます譲りません。
ですから、ここは引いて逆に
「あなたがそれで良いなら良いよ」
「あなたの言う通りだから、好きにしてちょうだい」
と言うのです。
実のところ、強がり女子も自分が悪いことはちゃんと理解しています。
自分が強がっているだけで現実を無視していることは、少なくとも心の深い部分ではわかっているのです。
あなたが譲ると、その部分が顔を出します。
すると、
「あれ?私強がっちゃってカッコ悪い」
「器小さっ!」
と思い始めます。
そしてまた違う意味で、自分が完全に敗北していることに気が付くのです。
ですから、強がり女子(別に強がっている人なら誰でもOK)と面倒臭いシチュエーションになったら、全力で譲ってみてください。
とはいえ、あなたも簡単には譲ることができないかも知れません。
特に、自分の方が正しいことが明かな場合は難易度がかなり高いです。
自分の方が正しいのに譲るのは、なかなかの器を要することですから。
しかし、ここで一つそれをぐっとこらえて、相手が拍子抜けするような譲り方をしてみてください。
それが自然であればあるほど、効果は絶大です。
ただし、いつでもそのやり方がベストかと言えば、そんなことはありません。
たとえば、もう周りから見て明らかに限界なのにそれでも強がって頑張り、「大丈夫」と言い続けるケースは、ある程度強引な対応をしないと精神的に潰れてしまいます。
もちろん、限界が近ければ近いほど素直になり易くなりますが、本物の強がりな人は限界を迎えるまで強がり続けます。ですから、自分が譲ればそのまま頑張り続けてしまうのです。
「トラウマ的な何か」が混ざっている場合
「トラウマ的な何か」が混ざっている強がり女子は、また別の話になります。
この場合は、まずそのトラウマ(心の傷)を解消することを考えなければなりませんから、強がり女子対策とはまた別物となってくるでしょう。
本当はまずセラピーやカウンセラー等の手段が重要なのですが、それ以外にもできる対策はあります。
それは、「愛を持って接する」ことです。
決して
「強がりだから自業自得」
等と思ってはいけません。
そんな気持ちで優しく接しても、間違いなく素直にはなってくれません。
全然信用できませんからね。
隠そうとしても、精神的に傷付いている人はそういう気持ちに敏感なのですぐ気が付きます。
過去に辛い思いをしたせいでそうなってしまったわけですから、その気持ちをしっかりと理解してあげて接するのが、信頼されるための一番の近道となります。