自慢話をする男性の心理って?彼氏の自慢話が嫌いな人はぜひ読んで!
男性から抜群に受けが悪いものに、女性の自撮りという行為があります。
「大した中身もないもの(容姿)をこれでもかと日々載せてくる」
といらだちすら感じる男性も多くいるようです。
しかし女性は受けが悪いとわかっていてもやめません。
背景を必ず入れて顔も写真の情報の一部にする、見てくれる人が楽しんでくれるような写真にするなど、涙ぐましい努力をしながら「ウザいと思われない自撮り」を日々研究しています。
「わかっちゃいるけどやめられない」
のです。
そんな女性陣を冷笑する男性のみなさん、そのくだらないと思われる女性の自撮りに匹敵する行為が、男性の自慢です。
様々な場面で繰り広げられる「オレ自慢」に、「大した中身もない自慢をこれでもかと延々聞かされる」といらだちを感じています。
世間ではこの「オレ自慢ストレス」への対策、基本的には「自分に好意をもっている証拠だから聞き流す寛容さを持ちましょう」という答えになっているようです。
自分の自慢話を「うんうん」と聞いてくれる女性は、内心歯を食いしばって聞き流す努力をしているのかもしれません。
男性は好きな人に特に自慢話をしてしまう傾向にあるという説が本当であるならば、これはゆゆしき事態です。好きな人にそんな嫌な思いはさせたくない。でも他のコミュニケーションの取り方も知らないし、「わかっちゃいるけどやめられない」。
悩める男性のみなさん、ここはたくましき女性陣を見習って、
「ウザいと思われない自慢」
について研究していきませんか。
また、自分の彼氏の自慢話がウザくて嫌いな方も、きっと役に立つ話だと思うので彼氏に教えてあげてください。
◇◇◇もくじ◇◇◇
つい自慢話をしちゃう男性の心理は?
それではまず、世の女性がバッシングする「オレ自慢」とはどんなものか少し列挙してみます。自分は自慢なんてしていないと思う男性も、胸に手を当てて考えてみてください。
- 学歴自慢「昔から勉強嫌いなんだけど、できるほうで」
- 色恋自慢「この間職場のコに告白されちゃって参ったよ」
- 多忙(仕事)自慢「このところあまり寝てなくてね」「大きい仕事回されることが多くて」
- 武勇伝自慢「昔ヤンチャで」
- 金持ち自慢「実家が土地持ちで」
- 人脈自慢「いとこの友達がタレント」
程度の差はあれ、何かしら言ってそう。逆に全部アウトと言われたら、どうやってコミュニケーションをとればいいのかわからない、と男性陣の悲鳴が聞こえてきそうです。
ではなぜ男性が自慢してしまう、あるいは話と言えば自慢話しか思い浮かばないのかといえば、
「自分の情報を知ってもらい価値ある人間と思ってもらいたい」
と
「がんばりを認めてもらい甘えさせてもらいたい」
という気持ちが非常に強いからです。
こうした動機からの自慢だとしたら少し情けなくも感じますが(笑)
自慢をすることで、その人の器が逆に下がって残念な人に見られるわけですから、本人も全然得していないんですよね。
ただし、自慢もその仕方によってかなり違ってくるところはあります。
好きな子や彼女に不快な思いをさせずに、この二つの目的を達することができれば、「わかっちゃいるけどやめられない」自分も相手もみんなハッピーになるはずです。
これを踏まえて、飲み会などつい気が緩んで男性陣の自慢話がさく裂しそうな場所で、どうやって話したら相手に残念な印象を与えず「自慢の目的」に達することができるか、具体的に考察してみましょう。
自慢しても嫌われない方法
こちらは男性陣に対してお伝えしたい内容になります。
合コンで自己PRも兼ねて、「多忙自慢」をしたいと考えているとします。まず1,2の「下準備」をしましょう。
他人(同僚など)に先に自分の良い情報をアナウンスしてもらう
合コンなら素直に先にお願いしておくのも手ですが、導き出したい答えのために、あらかじめ連想させるような情報を同僚に入れておくという方法もあります。プライミング効果といわれるものです。
例えば、「多忙自慢」をしたいのであれば、前々から「仕事で夜遅い時には目薬をさす」様子を同僚に見せて、情報を刷り込んでおきます。そうすればあなたが飲み会の席で目薬を胸ポケットから出すだけで、「昨日も仕事遅かったんですか?」と欲しいパスを出してくれる可能性が高くなります。
ここで重要なのは、話題のパスをもらっても、「そうそう!大変でさァ、聞いてくれる?」とくれぐれも喜んで話し出さないことです。「イヤイヤ・・・」と軽く手をふるくらいで、話を流してください。
「カリギュラ効果」という、隠せば隠すほど人は関心を誘われるところを利用して「大変だったのかな?どんな仕事してるのかな?」と相手に知りたいという気持ちをもってもらうことが先決です。
聞いてほしい相手の話を、自分の話の2倍聞く
「目とか痛くならない?」など、まず相手に話題のパスを渡します。
相手が話すことに笑顔で耳を傾けましょう。話が下手でも今は相手の時間と心得て、「それで思い出したんだけど昨日さあ」などと話のすり替えをしないことです。
しっかり聞いて相手の気持ちを汲み取るような相づちを打てれば、絶大な信頼を得ることができます。そうすればあとから自分が何を言っても笑って流してくれる余地が生まれます。
基本的に、人はみんな聞くより話したいのです。
ですから、そこをちゃんと抑えるのは本当に大事なことです。
自慢を入れた内容を話すときには
「お仕事忙しいんですか?」などのようなパスが相手から来たら、話どきです。
そして自分の話をするときには、「基本的に自分が未熟である」ということをベースに話すことが鉄則です。
例えば「昨日も寝ずに仕事して大変だった」という言葉には、「周りが寝ている間も頑張るオレをほめてくれ」というメッセージが込められて、通常通り睡眠時間をとった人間が聞くと、なんだか自分が勝手に貶められたような感じになります。
人によっては嫌な気がして「へー」という生返事しか返ってこないかもしれません。
しかし「睡眠時間がお子ちゃま並みにいる人間だから、人並みに働くのがツラくって」と言ったらどうでしょう。周りは「お疲れさま」と笑いながら答えやすくなります。
(ただしこれだと「俺は睡眠時間いるのに寝ずに頑張った凄いでしょ」というニュアンスにも聞こえるので、挙げておいて何ですが例としてはあまり良くないかも知れません。この場合、何も語らず「大したことじゃないよ」と言っておくのがベストだと思います。)
「モテる」という自慢がしたいときはどうでしょう。
「ひっぱりだこになってまいっちゃった」と言うよりも、「めったにない経験だから、もうボク有頂天になっちゃって」と言ったほうが好感がもてると思いませんか。
1、2を下準備としてしっかりやっていれば、3の自慢話の構成が多少へたくそでも笑って流してもらえるはずですが、相手も笑えるような話の形にもっていくことが情報をスムーズに入れて、相手に興味をもってもらえるコツです。
「お疲れさま」や「がんばってるね」など、甘えたかった自分が欲しい言葉ももらいやすくなるでしょう。
起死回生の手段「ありがとう」
1~3の配慮もせず、聞き上手に乗せられてただ気持ちよく自慢話をしているうちに、気づけば周りがドン引きしていた。
そんなときに少しでも後の印象を良くしたいのであれば、「聞いてくれてありがとう。」「ほめてくれてありがとう。」など、話に付き合ってくれたことに感謝の気持ちを述べることです。
「へーすごいですね。」と相づちをうちながら(自慢話、早く終わらないかなあ!)とイライラしていた相手も、「聞き上手だからつい気持ちよく話してしまって。明日からまたがんばれそう。くだらない話を長々聞いてくれて本当にありがとう。」と言われれば、「イヤ、すごいなあと思いました。」なんて笑顔で返してくれる可能性が高くなります。
以上の方法で自慢すれば情報はスムーズに相手に伝わり、
「この人は何か奥深いものがある興味深い人間だ」
と思ってもらえることでしょう。
みんな、認めてほしい
自慢も自撮りも「何者でもない自分を認めてほしい」という気持ちからくる行動です。それはコンプレックスの裏返しでもあります。
「認めてほしいのは自分だけではない。」
そのことに気づき、他人目線で自分を見れば、改善の糸口もつかめるのではないでしょうか。
「わかっちゃいるけどやめられない」
という人間の弱さも笑って受け入れつつ、
「わかっているから変えていこう」
という周りを思いやるゆとりと強さももつ、そんな魅力的な人間になれたら、好きな人もきっとあなたの話をもっと聞きたいと言ってくれるはずです。
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