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横隔膜の位置・働きとは。深い呼吸やビブラートだけじゃない

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あなたは横隔膜についてどれだけ知っていますか?

名前すら聞いたことがないという人は
さすがに少ないと思いますが、
これがどこにあって、どんな働きをしているのかは
意外と知らないのではないでしょうか。

今回はこの横隔膜という生物の器官について、
その役割等を取り上げることにしましょう。

 

横隔膜の位置・働きとは

実際のところ横隔膜は
臓器ではないし名前を聞いても
何してんだか良く分からない
ということもあってか
生物の器官の中でもけっこう地味な存在ですね(笑)

ただそれに反して、役割は
とてつもなく重要と言っても良いです。

 

私たちは呼吸をする際、
肺に空気を溜めて吐き出しますよね。

もしそうでないという人は
エラ呼吸をしているのかも知れませんが(笑)

もしあなたが肺呼吸なのであれば、
その呼吸作業の中心的な存在として
活躍しているのが、横隔膜なのです。

 

実は肺というのは、
ただ空気を溜める場所でしかありません。

ですから呼吸という作業は
その周囲にある器官を活用して行われているのです。

横隔膜は肺のちょうど真下に位置していて、
私たちはこれを収縮することで息を吸い、
緩めた際に息を吐くのです。

こちらのサイトでは呼吸運動の
わかり易いJIF画像が使用されていますよ。

《参考サイト》呼吸器―換気

横隔膜は、実に呼吸運動の
6割を担っていると言われます。

ですから横隔膜に不具合が生じると、
呼吸がまともにできなくなってしまう、ということです。

 

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横隔膜と腹式呼吸

腹式呼吸という言葉を聞いたことがあると思います。

腹式呼吸とは、まさにこの横隔膜を
しっかり活用した呼吸法のことです。

先ほど横隔膜が呼吸運動の
6割を担っているという話しましたが、
厳密に言うとそれは人によって違います。

たとえ6割の場合であっても
残りの4割は横隔膜以外の器官を
活用していることになるのですが、
それは肺周辺の筋肉になります。

結局、胸や肩、首等の肺の周りにある
筋肉を使用しなければ基本的に呼吸することはできません。

意識的に「息を吸う」という作業は
それらの筋肉を必ず使用しています。

横隔膜ではなく、肺周辺の筋肉を
より活用してする呼吸法を
腹式呼吸に対して胸式呼吸と呼びます。

 

腹式呼吸と人体の活性化

ここでは腹式呼吸のメリットについて
挙げていきます。

個人的には、現代人の多くは間違いなく
この呼吸を意識した方が良いと思います。

 

ビブラート

まず歌に関しては有名な話ですが、
確実に腹式呼吸をした方が良いです。

声の張りと芯が出来て、
いわゆる普段の声とは違う「歌声」
としての声が出せるようになるからです。

ただし、厳密には
「腹式呼吸(横隔膜)ベース」
と言った方が良いかも知れません。

例えば大きな声で歌うときは、
やはり肺周辺の筋肉を使用します。

その際、横隔膜で行う腹式呼吸に
声を乗せる感覚が重要です。

そういう意味で、「腹式呼吸ベース」なのです。

ちなみにこれは深呼吸と同じ原理であり、
正しい深呼吸は腹式呼吸ベースで
肺周辺の筋肉を使って息を大きく吸い、吐くのです。

さらに運動についても、「腹式呼吸ベース」で
胸式呼吸をすれば、自分ができる
ベストのパフォーマンスが期待できます。

 

ただし、歌の場合は声帯が関わってきますから、
腹式呼吸ベースの歌い方ができるのは
自分の声帯的に余裕がある場合ですが。

ある程度余裕を持って出せる音域である場合、
それに加えて声に張りと芯ができると
自分のベストな歌声が出せます。

その際には声そのものに余裕があるので、
自然に声にビブラートが掛かるのです。

逆に言えば、意識的に声にビブラートを
掛けるのであれば、この条件に基いてでないといけません。

腹式呼吸ベースの歌い方が出ていないのに
ビブラートを掛けようとするとぎこちなくなって
全然上手く聞こえないので意味がないのです。

 

リラックス効果からのセロトニン活性化

これは腹式呼吸の歌い方によって
良い声に聞こえるもう一つの理由と繋がるのですが、
腹式呼吸(横隔膜)ベースの呼吸法は
基本的に余分な力が入っていません。

それによって、リラックス効果を生み出します。

逆にリラックス状態にあるから
腹式呼吸ベースの呼吸法ができる
とも言えるのですが、いずれにしても
より全身にしっかりと酸素を送る際に、
横隔膜による働きが重要なのです。

瞑想は完全に腹式呼吸ですね。

瞑想をする女性のイラスト

つまり、酸素をたくさん取り入れたいときは
胸周辺の筋肉なのですが、取り入れた酸素を
くまなく全身に行き渡らせるのは横隔膜なのです。

酸素をたくさん取り込んだところで、
全身にしっかり行き渡らず滞ってたらしょうがないですよね。

普段生活していて、それほど
大量に酸素が必要となる場面というのは
運動をしているときくらいです。

ですから、基本的に日常生活は
腹式呼吸が維持できる時間を増やすように考えることが大切なのです。

 

話を戻しまして、腹式呼吸ベースの呼吸法
をすることでリラックス効果を生み、
それがセロトニンという体内物質を活性化させ、
私たちの身体にあらゆる好作用を及ぼします。

セロトニンについてはこちらを参考にして頂けると思います。

トリプトファンとビタミンB6からのセロトニンでうつ、睡眠に効果

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