スマートフォン解析

ニーズ・ウォンツの意味の違いとは。需要にシーズあれ

Sponsored Link


「ニーズ」という言葉を聞いたことがない人は
ほとんどいないと思いますが、
これに対して「ウォンツ」という言葉があります。

経営者であったり管理職であったり
マーケティング部に所属している方でなければ
あまり意識することのない違いではありますが、
この二つの用語と、さらに
セットで使われる用語である
「シーズ」についてを取り上げてみましょう。

 

ニーズとウォンツの意味

実のところ、このニーズとウォンツ
という二つの言葉は非常に混同されています。

が、似たような解釈のされ方
というのはいくつかありますので、
ここではそれを挙げていきたいと思います。

 

解釈1

ニーズ:生理的な欲求
ウォンツ:贅沢がしたい欲求

 

これはつまり、ニーズについては

何かを食べたいとか眠りたいとか生きたいとか
命に関わるような何かに対しての欲求

のことで、ウォンツについては

ブランド品が欲しいとか良い家に住みたいとか
美味い食べ物が食べたいとか一般的に贅沢と言われる何かに対しての欲求

のこととなります。

 

解釈2

ニーズ:抽象的な欲求
ウォンツ:具体的な欲求

 

これに関しては、つまりただ漠然と
「食べたい」という欲求がニーズで、
どこどこの店の何々ステーキが食べたいとか、
そういう欲求をウォンツだと言っているので、
上の解釈と重なるところはありますね。

 

解釈3

ニーズ:顕在的欲求
ウォンツ:潜在的欲求

 

この場合は、ニーズの方が
具体的ではっきりとしているのに対して、
ウォンツの方は潜在的であるために
はっきりとわからないことから
抽象的な欲求という解釈をすることができます。

 

Sponsored Link

 

ニーズ・ウォンツの解釈の共通する部分

こうして三つを挙げた時点で、
ある程度共通点が見えて来ないでしょうか。

これらの解釈であれば、
一応すべてを重ね合わせて
結論を導き出すことは可能に思えます。

個人的に紛らわしく感じるのは
どちらが抽象的で
どちらが具体的な欲求になるのかですが、
それに関しては何を具体的として
何を抽象的とするかで変わってきます。

つまり、漠然としてるから
それを抽象的と考えるのであれば
ニーズの方になります。

一方でウォンツの方は
心理的により複雑という意味では
より抽象的とも言えますが、
「何をどうしたい」の部分が
はっきりと示されている
という意味では具体的と言えるのです。

つまり、心理ではなく意味の概念としては
ニーズの方が抽象的な言葉なのです。

実際、ニーズはより広い括りにすれば
「人が必要としている何か」
の全てが当て嵌まります。

ですから、例えば本来は
ウォンツされるべきである
「高級料理店の美味いステーキ」
もニーズとして表現することができるのです。

ニーズという言葉の漠然性は
使用される人や場所によっては一気に大きく広がるのです。

だからこそ、混同されてしまうところがあるのです。

レストランのメニューイラスト

 

◇関連◇こちらでは影響力について取り上げています

世界や他人に影響を与える人、ゲームやスマホ等の共通点とは

 

英語からニーズとウォンツを考える

もともとの英語の概念を日本語にすると

need(~を必要とする)
want(~を望む)

となります。

一応日本語では意味が
このように分けられていますが、
この時点でニュアンス的な違いが微妙過ぎますよね。

どちらも概念の範囲が広い単語であるために、
人によってその捉え方・解釈が
バラバラになるのは致し方ないと言えます。

結局どちらも「需要」の一種であり、
それ以上の公式に定められた意味はないのです。

そのため、たとえ経営に
携わっている人同士であっても
それぞれ解釈が食い違っていることもあるのだろうと思います。

 

需要にシーズを

シーズに関しては、わかり易いです。

シーズの英語は「seeds」ですが、
これはもともと「種」の意味です。

つまり、ニーズに対して種を蒔くこと。

種とは、新しい技術・サービス・商品等が当たります。

つまりシーズとは、
ニーズに応えるための行動のうちの
比較的大きめの第一歩と言えますね。

もちろん、ウォンツに対してのシーズ
であっても構いません。

むしろウォンツに対してのシーズであれば、
より顧客の欲求にピンポイントになるので
それに越したことはないですが。

ただ大抵はそこまではっきりと
成功が見えてる人は少ないとは思いますけどね(笑)

         Sponsored Link






コメントを残す

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ