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ゆとり教育世代は問題有?いつからいつまで+脱ゆとり教育の内容

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ゆとり教育を受けて育ったゆとり教育世代ですが、
他方から様々な非難の声を浴びているところがあります。

ゆとり教育世代のゆとり精神

ことはそんなに単純ではなく、
悪い部分ばかりではないはずなのですが・・・

実際のところゆとり教育世代はどうなのか、
その問題だけではなく特徴や良い面について考えてみました。

 

ゆとり教育世代の問題

ゆとり教育で育ったゆとり教育世代について
なぜそれほどまでに問題意識と
非難の声が上がるかと言えば
わかり易い形で不具合が表れているからです。

それは

◇学力のレベル

◇問題の正答率

です。

学力のレベルについては、
以前のテストの点数と比較すればそのまま図れます。

ただしテストは基本的に過去と
問題そのものが同じではないために
完全に公平とは言えません。

そこで全く同じ問題で正答率を
比較するという手段も取られています。

どちらについても、平均すると
ゆとり世代の方が劣っていることから
学力が下回っているという結論を一応出されました。
(ただしこれに対しても疑問を投げ掛ける人はいます)

この理由のためにゆとり教育は
「間違っていた」
「失敗だった」
と非難されるようになったのです。

 

ゆとり教育の本来の目的

しかし「学力が低下した」という結果から
ゆとり教育の失敗を声高に訴える人がいる一方で、
それは少し安易な考えなのではないかという意見もあります。

そもそもなぜゆとり教育が
実施されるようになったかというと、
学力偏重の日本教育の大きな問題として、

◆クリエイティブな思考力(柔軟な想像力)の低下

◆校内暴力やいじめ

◆うつ病や自害

の原因になっていると考えられていました。

その理由は、学力・学歴主義の社会によって
テストの点数を上げることに必死になるために、
精神的な余裕のなさを招くから、です。

また、ゆとりというのはもちろん
時間的・精神的ゆとり両方のことを指しているので、
実際に授業時間が減って勉強以外の活動の時間が増えることになります。

勉強以外の様々な経験をする機会が増えれば
人生における視野が広がり
クリエイティビティーや
想像力を育むことができるようになるだろう。

という目論見があったのです。

 

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ゆとり教育の結果

ですから、学力が多少下がったとしても
それ以外の期待していた部分が育まれていれば
「ゆとり教育は成功だった」
と言うことはできるのです。

ただクリエイティビティーや
想像力・柔軟性については
はっきりとした指標で表すことができるものではありません。

それに加えて、校内暴力やいじめ件数が
増加したかどうかについても、
以前と事件として取り上げられる件数が
違うとしたら、一概に比較することは不可能です。

実際、最近はちょっと手を出したくらいで
ずぐ虐めだどうだとなりますが、
昔は怪我をするほど叩いても
事件にならなかったりしたのです。

つまり、一番参考になる指標としては
やはり学力の部分しかないのです。

 

ただし、確かに学力に関しては
下がったという結果になっています。

しかしこれは半分折り込み済であったわけで、
ではトータルで見て、ゆとり教育を実施した側は
ゆとり教育が成功だったと見てるのか
失敗だったと見てるのか、となります。

それはその後の対応を見ればわかります。

◇ちなみに恐らくゆとり教育反対派は、
こちらの歌についても反対派だと思います(笑)◇

世界に一つだけの花の歌詞で論争?オンリーワンの意味とは

 

脱ゆとり教育の内容

結論としては、
「完全に失敗だとは思っていないが、行き過ぎたと思っている」
でしょう。

その後2008年より、
「脱ゆとり教育」として
年間授業時間の増加が図られました。

ただしゆとり教育前の水準にまでは戻さず、
戻したのはその中間辺りにまでです。

もともとゆとり教育そのものは
海外を参考にされていて、
ゆとり教育であっても
学力の高い国もあるのです。

ですから、ゆとり教育が問題だと
結論付けることに対しての反対意見も決して小さくないのです。

授業時間だけではなく、
それ以外の部分が改善されれば
ゆとり教育のメリットが
存分に引き出せるのかも知れませんね。

 

ゆとり教育、脱ゆとり教育はいつからいつまで?授業時間の推移

ゆとり教育が実行されたのは、
2002年から2010年までです。

2008~2010年までは移行措置期間で、
2011年から現在まで脱ゆとり教育

が施されています。

ですから、

1995年、1996年生まれの人が
ピンポイントでゆとり教育世代

ということになります。

小1から中3まで全てを
ゆとり教育で育ったわけですからね。

もちろん、これまで話してきたように
だから駄目なんてことは全然なくて、
それは自分の考え方次第だと思いますから
自分がその世代であったとしても
ネガティブに考える必要は一つもないと思います。

 

こちらの図はwikipediaから引用したものですが、
ゆとり教育前からゆとり教育、脱ゆとり教育の授業時間数の推移

を表しています。

参考資料:年度別の授業時間数

四角の中の数字が年間の授業時間数となっています。

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