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潜在意識とは。無意識の行動には意味がある?

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私たちは普段あまり考えていませんが、
人間の意識というのはとてつもなく深いです。

たまに「人の心は宇宙だ」
とも言われますが、
この言葉はまさに適格なのです。

 

人間の意識の構造

人間の意識はいくつかの階層に分かれています。

まず私たちが頭で考えたりして
はっきりと認識できる意識、
これを顕在意識といいます。

「こうしよう」
とか「ああしよう」
としてすることです。

たとえば手を挙げようとして手を挙げること、
足を踏み出そうとして踏み出すこと、
思考で言えば何かについて考えようとして考えることです。

これは人間の意識の中で
もっとも表面上の意識になります。

これに対して、顕在意識の下にある意識のことを潜在意識といいます。

多くの書籍でも潜在意識については語られていますが、
実はこの潜在意識の中にもいくつか階層がある
という事実にはあまり触れていません。

潜在意識にも、顕在意識に近い、浅い意識から、
より最深部に近い深い意識があります。

人間の意識は、「表と裏」のような
単純な構造ではないのです。

とは言ってももちろん、
ものすごく抽象的なために
明確な区分けができるわけではありませんが、
一般的になされている分け方は存在します。

ここではその分け方に基いて、
階層の浅い方から順番に取り上げていきましょう。

夜空の星・壮大な宇宙

 

一番目の階層

わかり易いのは癖や習慣です。

別にこれといった理由はないけど、
ついついやってしまうことは誰にでもありますよね。

たとえば毎日一時間勉強すると決めて
しばらく続けていれば習慣となり、
それが楽しい楽しくない関係なしにやらないと気持ち悪くなります。

この意識レベルが一番目の階層なのです。

 

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二番目の階層

特に理由はないけど

「この人嫌だ」

とか

「なんか嫌な予感がする」

「なんか上手く行きそうな気がする」

ということがありますよね。

いわゆる直感という奴です。

この場合、実は顕在意識まで
その理由が上がってきていないだけで
潜在意識ではちゃんと何らかの理由、
つまり根拠が存在しているのです。

たとえば

「この人嫌だ」

と感じる場合、その人の喋り方が嫌だったり、
仕草が嫌だったり皮肉っぽいところが嫌だったりします。

それを指摘されたときに、
「あっ、だから嫌だと感じてたんだ」
となる場合ってないですか?

それが顕在意識までは上がってないけど、
潜在意識の中では理由として存在しているという状態です。

もちろん良い予感についても
だれかが理由を述べたときに
「あっそれで良い予感がしてたんだ」
となることもあると思います。

たとえば受験生で

自分は模試で志望校の
合格ラインに達していたけど、
意識下ではそれを忘れていた。

でも潜在意識は覚えていた。

場合、それが良い予感の原因となる可能性は高いです。

つまり、別に意識下に上がっていなくても
脳はしっかりと理屈で考えているのです。

洞察力と観察力の違いとは。各々が鋭い人の長所と鍛え方

 

三番目の階層

この辺りの階層までくるとかなり抽象的になってきます。

つまり

「なんか嫌な予感がする」

「なんか上手く行きそうな気がする」

等の直感について、具体的な一つの理由ではなく
もっと漠然とした理由になってくるのです。

たとえば受験生で

自分は模試で志望校の合格ラインに達していた

しかしそれでも本番で落ちる人はたくさんいる

それに自分はいつも本番に弱い

これまでも過去に練習でできて本番でできなかったという経験を何度もしてきた

だから今回も失敗するかも知れない

ただ現在の自分は以前の自分とは違うはずだ

といった具合に、物事のプラス面と
マイナス面を全部ひっくるめて考えるのです。

こういった思考は普通に
顕在意識でされているのではないか、
と思うかも知れませんが、
気が付いていないだけで
潜在意識でもしっかりとやっています。

そして最終的に勝手に結論を出すのです。

つまり、頭(顕在意識)では

現在の自分は以前の自分とは違うはずだから合格できる

と結局ポジティブな結論を出しているのですが、
潜在意識では逆にネガティブな結論を出す可能性があるのです。

たとえば、

以前の自分と違う根拠がない

という結論。

顕在意識までは登ってきていなくても、
潜在意識でここまで考えている可能性があります。

要するに言えるのは、
顕在意識で考えていることと
潜在意識で考えていることが同じであるとは
全然限らないということです。

しかも潜在意識の方が
人間の心理に与える影響力は圧倒的に上なのです。

 

潜在意識の影響力

頭(顕在意識)で考えたら
恐れる必要のないことに対して必要以上に恐れたり、
行動しなければならないときに
なぜか全く行動できなかったり等、
自分でもなぜそうなってしまうのか
わからない心理に陥ってしまうのは、
結局のところ潜在意識の、特に三番目の階層の影響を受けているからなのです。

人は基本的に潜在意識に抗うことはできません。

厳密には可能なことは可能なのですが、
その場合は要するに自分の気持ちに
嘘を付いていることになるので大変な苦痛を伴います。

ものすごい違和感を感じて、非常に苦しいのです。

その苦しさに耐えることによって
潜在意識を変えられるケースももちろんありますが、
逆に変えられないケースもあります。

もし変えられないのに無理をし続けたら、
その場合は莫大なストレスを抱えることになります。

その結果として、病気になる可能性が非常に高いのです。

 

もちろん、潜在意識は
逆に良い影響を及ぼすこともあります。

たとえば頭では理解していない
危険性を見抜いている場合があります。

このとき、何故か知らないけど恐怖を感じたりします。

そこで無理に突進しようとするのではなくて、
その潜在意識の恐怖に従うと危険を回避できることもあるのです。

これが直感の力です。

頭でじっくり考えた結論よりも、感に従った方が
何故か良い結果になることが多い人もいるのではないでしょうか。

そういう人はじっくり考えたことによって
思考が偏ってしまっているのです。

つまり、たくさんある判断材料が
個々に分かれてしまっているということ。

直感は複合思考をするので、
判断材料をすべてを含んでいるのです。

ただし、先に挙げたように、悪い直感も当然存在します。

悪い直感は当たりませんからメリットがありません。

というよりむしろ、たとえば投資で

「この物件に投資したら儲かる」

ギャンブルで

「次こそは当たる気がする」

といった具合に、人生を破滅に追い込む場合もあります。

これらは感情に流されているだけなので、悪い直感になるのです。

ですから、信頼できるのは良い直感に限ります。

直感と直観の意味の違いとは。恋愛や結婚でも当たる?

 

最後に

ここまで一生懸命書いてきましたが、
ご察しのように三番目の意識階層というのは
範囲が一気に広がって爆発的に抽象的な世界になります。

しかし驚くべきことに、
この意識階層のさらに奥があります。

それに関してはこちらをご参考ください。

潜在意識はいつも正しい?運や出会いを司る存在と集合意識

 

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