フッ素は虫歯に有効だが大人にも害？子供にうがいや添付は大丈夫か
フッ素という成分は
歯に良いことで知られていますが、
実際はマイナス面もあって
ときには危険性を主張されることもあります。
実際のその期待できる効果の程と、
一体どのような危険性が心配されているのか、
についてを取り上げていきたいと思います。
フッ素の目的
フッ素は虫歯に対して大変有効であるために、
虫歯予防として歯磨き粉に含まれていたり、
虫歯治療として歯科医で使用されたりします。
もう少し具体的な効果としては、以下のようになります。
虫歯の治癒
これは虫歯予防の一環なのですが、
実は私たちの歯は虫歯菌によって
ただ一方的に溶かされているのではないのです。
一度は虫歯に蝕まれてしまっても、
唾液の力によって再石灰化することが可能です。
フッ素はその唾液による自然治癒を助長することができます。
それだけでなく、
フッ素は歯の栄養分となり、
歯を丈夫にするのです。
虫歯菌を弱らせる
また、フッ素によって
虫歯菌を攻撃することができます。
死滅させるのは難しいのですが、
数を減らしたり弱らせたりすれば
虫歯の進行を抑えることができます。
虫歯対策として非常に有効
上記のような理由から、フッ素というのは
虫歯対策として大変重要な物質となっています。
実際に幼い子供の多くは
乳歯にフッ素を添付したり、
フッ素のうがい薬を使用したりしています。
乳歯は大人の歯と比べ弱いということ、
あるいは隙間が多いという理由からです。
それだけでなく、
大人の歯に生え変わった後であっても
生え初めはまだ不安定であるために、
安定するまではフッ素の利用を続けるケースが多いのです。
子供と比較すると少なくなりますが、
大人であってももちろん
フッ素を虫歯予防・治療に
積極的に利用する人は少なくありません。
フッ素の有害性
しかしながら一方で、
フッ素には有害性があるとして
懸念されているところもあります。
正確には、適量であれば有害性はないのですが、
一定量を超えると危険性が浮上してくるらしいのです。
一説には、明らかな健康の害を
引き起こすとも言われています。
ただし、その一定量のラインがどの辺りに
あるのかははっきりとしません。
またフッ素に関しての情報は
非常に錯綜しているために、
どれが真実なのかを見極めるのが難しいです。
というか、確かな答えは出ないと思います。
ただし「フッ素に害はない」
と断言している人はほとんどいないので、
少なくとも摂り過ぎたら有害であることは
確かなのではないでしょうか。
考えてみれば虫歯菌も生物です。
その生物をやっつける物質なわけですから、
人体にとっても害であっても不思議ではありません。
そうなると問題はそのラインと害の大きさになってきますね。
歯科医視点からのフッ素
もう一つ、大きな視点を提供しておきたいと思います。
歯科医側からするとフッ素添付は
自然治療となり、保険の適用外なのです。
つまり、フッ素をどんどん添付していけば
歯科医は儲かる仕組みにはなっています。
さらにその有害性が
はっきりしないという状況であれば、
たとえ悪い人でなかったとしても
「ま、大丈夫だろう」
と考えてしまうのではないでしょうか。
少なくとも虫歯に対しての有効性は
広く認められていますから、
「虫歯に効くんだから少しくらい害があってもしょうがないんじゃないか」
とも考えることができますよね。
またフッ素というのは
普段単体で存在しておらず、
正式にはフッ素化合物なのです。
つまり、他の物質と混ざり合って
存在しているということです。
実は私たちが食べる食材の中にも、
普通に微量のフッ素が含まれているのです。
ですから、虫歯治療で
フッ素が使われるからと言って
果たして有害性に繋がるかと言えば、
それは全く確かではないのです。
世の中は常に不確か
フッ素が本当に大丈夫なのか、
使用すべきかどうか真剣に
悩んでしまう人もいるかも知れませんが、
あまり神経質になり過ぎてもいけないと思います。
それを言い出したら、私たちが
当たり前のように摂取している何かが、
実はすごく危険であるという可能性もあるわけですし。
ですがあまりすべてを鵜呑みにするのも
良くないし危険だと思いますので、
色々な情報を取り入れた上で、
最終判断を自ら下すようにするのが
良いのではないでしょうか。
後は覚悟を決める、しかありません(笑)
