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唾液の分泌が多いと良い効果?臭い・苦い原因

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唾液というのは、人間の体液の中でも
もっとも身近な存在なのではないでしょうか。

今回はこの唾液が一体
どのような役割を担っているのか、
そしてその量、味や臭いによって何がわかるのか、
について取り上げていきましょう。

 

唾液の役割

 

消化作用

唾液には食べ物を分解する役割があります。

それによって胃の消化を助けているのです。

また食べ物だけでなく、外部から侵入した
有害物質や病原菌等も分解することができます。

 

粘膜作用

有害物質や病原菌等を粘膜で絡み取り
外に排出することができます。
(同時に口の中に直接触れることを防ぎます)
これが口内の清潔を衛生状態を保つことにも繋がります。

 

緩衝作用

これは虫歯を防止するための作用です。

歯は酸性の環境に弱いので、
口内が酸性になると溶けてしまうのです。

たとえば甘いものを食べると
その甘いもの自体の酸と
虫歯菌が生み出す酸の
ダブルパンチになるのですが、
唾液にはそれを中性に持っていく働きがあるのです。

 

再石灰化作用

唾液には口内を中性にする働きだけでなく、
歯を再石灰化する、つまり修復する働きもあります。

 

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分泌が多いと良い効果?

唾液の働きは私たちにとって大変重要である、
ということがお分かり頂けたと思います。

ですから、唾液の分泌量が少なければ少ないほど
上で挙げた働きが全て小さくなってしまうのです。

 

消化作用の低下

胃が消化し切れず腹痛を起こす

 

粘膜作用の低下

有害物質や病原菌が生きたまま体内に侵入

息が臭くなる

 

緩衝作用の低下

虫歯菌に快適な環境となり虫歯が増える

 

再石灰化作用の低下

一度溶けてしまった歯が修復できない

となります。

 

ですから、唾液は基本的に多い方が良いのです。
(逆に分泌量が増え過ぎるのもある種のご作動ではあるのですが)

 

 

臭い・苦いの原因

しかしながら、唾液の量が十分であっても
臭いとか苦いとか、そういった特徴がある場合があります。

 

唾液が臭い

基本的に唾液が臭い場合、
主に二つの理由が考えられます。

 

①口内が不潔

臭いを発生させるのは
酸性物質だけではありません。

ですからいくら唾液量が豊富であっても、
唾液が分解できない臭い物質や細菌があり
それが臭いの元になっている可能性があります。

ただそういったものは
歯磨きをすれば解消できますから、
まずはしっかりと歯を磨くことが大切です。

こちらの原因なら、
歯磨き粉を使って磨けば
ほぼ問題ないはずです。

 

②胃や体調からの匂い

たとえばニンニクには
アリシンという成分が含まれるのですが、
これが胃の中で分解されることで
強烈な臭いを放ちます。

それが口の中にまで上がってきて、
息や唾液が臭くなるのです。

体調が悪い場合も臭うことがあるのですが、
その場合は体内で病原菌と戦って
その残骸が口に上がってきていたりすることが原因です。

それ以外にも色々ありますが、
この辺りは口臭の原因にも重なってきますね。

口臭がきつい―ドブ臭い原因は内臓から?その対策は

 

唾液が苦い

唾液が苦い場合、薬の副作用であったり、
食べ物の影響である場合もありますから
まず今自分が口に入れたものを疑ってみると良いと思います。

それ以外の原因として
考えられるのは、胆汁や胃酸の逆流です。

恐らくほとんどの人は食べ物や飲み物を
戻してしまったことがあると思いますが、
そのとき口の中が苦かったはずです。

それが体質的になのか原因はわかりませんが、
普段から定期的に起こっている人がいて、
もしそうなら唾液に苦さを感じると思います。

吐き気を催した女性

 

また亜鉛不足による味覚障害の可能性もあります。

その場合であれば、
亜鉛を摂取すれば改善することができます。

 

臭さと苦さの両方のケース

臭さと苦さの両方が
感じられるケースとして、
余程口内が不衛生の場合を除くと
ストレスがそれに当たります。

ストレスは唾液の分泌量の低下、
体調の悪化、消化不良等
全ての身体の不調に繋がりますから、
唾液及び息にも大きな悪影響を及ぼすのです。

 

最後に

原因は様々なありますが、一番重要なこととして
唾液の匂いであったり、味の異変というのは
身体の不調からの影響を大きく受けます。

ですから、もし上で挙げたような
原因に心当たりがないのであれば
一度医者に診てもらうのも良いのではないでしょうか。

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