思い込みパワーの効果は凄いが危険？力の活用に注意
人間は思い込む生き物ですが、
思い込みには凄まじいパワーがあります。
というわけで、ここでは思い込みとは何か
そしてその効果について語っていきたいと思います。
思い込みと意味的に近い言葉
思い込みには意味的にかなり近い言葉があります。
それは洗脳です。
思い込みと洗脳には、
自分で自分を洗脳するのか、
人によって洗脳されるのか。
この大きな違いはありますが、
根本には自分の考えに対して
疑わなくなるという概念があります。
ですから、
思い込みとはある種の自己洗脳である
という考え方ができるのです。
ただし、思い込みの方が
日常に有り触れていて
たいへん身近なもの。
つまり、その概念の範囲が
非常に広いということは言えます。
思い込みパワーの効果
まあ思い込みが洗脳と根本的に同じものである
ということになれば、そのパワーは
もう説明するまでもないとは思います。
ただ思い込みは洗脳よりも
日常に有り触れていて、
身近過ぎてほとんどの人は
そのパワーを意識していません。
思い込みの有効活用
当然ですが、思い込みには
様々な種類があります。
無数の種類と視点があるのですが、
まず一つのもっとも大きな視点として挙げられるのは
ポジティブな思い込みとネガティブな思い込み
です。
ポジティブな思い込みというのは、
自分の成功に対しての思い込みです。
ネガティブな思い込みというのは
その真逆で自分の失敗に対しての思い込みです。
さて、どちらが上手くいきそうでしょうか。
これはわざわざ質問する必要もありませんね。
実際、上手くやってる人は
大概ポジティブだとほとんどの人が
人生の中で実感をされていると思います。
自分の成功に対して思い込むとは、
つまり自分自身に自信を持つということだからです。
自信を持ってる人の方が
持っていない人よりも結果を残せるでしょう。
その理由については後半に語っていますが。
ここで、です。
もしこれが真実であるとするならば、
自分自身に対してポジティブな
思い込みをさせれば良い
ということになります。
つまり、自己洗脳をするということですね。
実際、多くの成功哲学本等に
書かれていることは
この自己洗脳スキルを活用して
自分の脳を成功者脳にするという方法なのです。
それのための方法論を
紹介しているのが成功哲学本なのです。
思い込みの危険性
実際、思い込みの力を最大限に活用すれば、
成功を実現できる可能性は飛躍的に上がるでしょう。
なぜ思い込みにそれほどまでの
力があるかと言えば、
疑いや迷いがないからです。
自信というのは、自分自身に対して
疑いや迷いなく信じることです。
疑いや迷いというのは、パワーを分散します。
自分の思考・行動にブレーキを掛けるのです。
迷いが100％なくなれば、
自分の向かいたい方向に
全速力で向かうことができますから、
成功に対して全てのパワーを注入できるのです。
しかしながら、もし逆に思い込みが
100％になったらどうなるか。
自信が100％になり、
迷いがなくなります。
思考・行動にブレーキを掛けなくなります。
これが非常に危険なことなのは
言うまでもないでしょう。
洗脳は100％の思い込みです。
だからこそ、人から見たら
狂気にしか感じない何かに対して盲信しているのです。
でなければ疑わないはずがありません。
実際、もし思い込みが90％程度であれば、
少しは疑うのでその狂気さに気付くでしょう。
100％に限りなく近いからこそ、
疑わないために気付かないのです。
（疑う余裕がないとも言いますが）
宗教戦争やテロリストもそうでしょう。
なぜ彼らは人の命を奪うことを正義だと思っているのか。
復讐を正義だと思っているのか。
キリストの教えだと思っているのか。
少し考えたら違和感を感じるはずです。
その違和感を押し殺す事ができる行為。
それが洗脳であり、思い込みなのです。
ですから、迷いは決して悪ではありません。
ポジティブな思い込みばかりが正しいわけではないのです。
確かに成功の思い込みは非常に重要なのですが、
一度暴走すると全くブレーキの利かない人間
になってしまう危険性があるということです。
思い込みについて重要な事実
思い込みについて、
もう一つ重要な視点を挙げてみたいと思います。
幸せに対しての思い込みがあります。
幸せというのは主観的なものであり、
答えがありません。
ですから、別に自分で今の生活が幸せ
と思ってもそれは自由なのです。
ただし、「今の生活」
に限定してしまうとそれはそれで危険です。
何故なら、今の生活は続かないからです。
人生、どこで何が起こるか誰にもわかりません。
ですから、自分の人生で起こる出来事
全てに意味を見出していける、
その意味に対して幸せを感じられるのが
本当は一番良いのです。
そういう心境になれるように、
私たちは生きていくべきだと思います。
まあ結局は悟りのような話に
行き着いてしまったのですが、
これが唯一の答えなように思います。
