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恋愛依存症【共依存症と回避依存症】の原因と克服方法とは

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恋愛依存症という言葉を聞くようになって久しくなります。

恋愛依存症は客観的に判断するのは比較的容易ですが、渦中にいる場合は判断が難しく、そこから抜け出すのは至難の技です。

本記事では過去に恋愛依存症を経験している筆者が、恋愛依存症がどういうものか、そして恋愛依存症に陥る原因について解説と、恋愛依存症を克服するための方法をご紹介していきます。

 

恋愛依存症とは?

恋愛依存症とは「恋愛に精神的依存をしている状態」を指します。

恋愛依存症になると、人生において恋愛が最優先事項になるので、仕事が手につかない・友人関係が希薄になるなどの影響が出てきます。

さらに恋愛が生活の中心であるために、恋愛関係における僅かな変化にも不安を感じるので、いつも彼女・彼氏のことが気になって仕方ありません。

もちろん、これは純粋な愛ではなく病的なものです。

対処を怠っていると恋愛相手への依存度がどんどん上がっていき、「あの人と別れたら自分は生きていけない」等強い感情に襲われるようになり、自分では感情のコントロールが効かなくなってしまいます。

 

「共依存症」と「回避依存症」

実は恋愛依存症には「共依存症」「回避依存症」の2つのタイプが存在します。

一般的に恋愛依存症というと主に「共依存症」を指しますが、共依存症の人と回避依存症の人が恋愛関係になると共に恋愛依存症へ陥りやすくなるため、「回避型依存症」も恋愛依存症のタイプに分類されます。

 

「共依存症」タイプは多くの場合女性がかかりやすいのが特徴です。

相手を想うあまり、「相手の役に立ちたい」「相手に必要とされたい」という欲求が強くなり、恋愛依存症へと発展していってしまいます。

「回避依存症」タイプは男性がかかりやすく、相手と親密になることや深い恋愛感情を持つことを自ら避けるという特徴があります。

しかし、その一方で常に相手の上に立ちコントロールしたいという深層心理を抱えているため、共依存症の人に強く求められるとその欲求が満たされ、歪な恋愛関係が成立するのです。

 

恋愛期間に比例して共依存症タイプの人の依存度が次第に強くなると、回避依存症タイプの人は負担を感じ一応表向きは距離を置こうとします。

しかしこれは共依存症タイプの不安を更にあおり逆に依存度を強めてしまい、逆に回避依存タイプの人は、深層心理ではその依存度を高めた相手によってさらに欲求が満たされます。

結果的に深いところではお互いの心理的欲求が満たされた状態になるため、別れられず完全な悪循環に陥ってしまいます。

また、よく回避依存症タイプは暴力を振るったり酷い言葉を浴びせたりして共依存症タイプをいじめるのですが、共依存者はそれを表向きでは「辛い」「もう嫌だ」と思いながらも深層心理では「恋人のストレス発散の役に立っている」等と満足してしまっているので、関係が続いてしまうのです。

 

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恋愛依存症の原因とは?

恋愛依存症には様々ありますが、中でも「幼少期の家庭環境」は恋愛依存症を引き起こす主な原因になりやすいようです。

例えば育った家庭で下記のような環境が続いていたとすれば、将来恋愛依存症に陥る確率が高まってしまいます。

・両親の仲が悪く、常に喧嘩をしていた
・親が仕事等で家を空けがちだった
・兄弟の間で事あるごとに比較された
・虐待・ネグレクトなどを受けていた
・親から過剰なほどの期待をかけられていた

 

これらの原因はアダルトチルドレンと考えられる人の特徴と重なります。

小さい頃の家庭環境が家族としての機能を果たさない「機能不全家族」だった場合、大人になってからアダルトチルドレンや恋愛依存症の症状が発生しやすくなります。

アダルトチルドレン・恋愛依存症の根底には、自己肯定感の低さがあります。

自分の存在を認められず常に自信が持てないので、恋愛でも常に相手の顔色を伺い、相手から愛されること・自分の存在意義を認めてもらうことに価値を置くようになるのです。

 

・モンスター嫁(毒嫁)は鬼嫁とは意味が違う!特徴と原因、予防法とは

 

 

恋愛依存症の克服方法

恋愛依存症を克服するには、自分の人生のフォーカスを自分自身に戻す事が最優先です。

一旦見失いかけた自分を取り戻すのは簡単ではありませんが、有効な方法はいくつも存在します。

ここでは主な4つの方法をご紹介します。

 

自分の好きなこと・趣味は何だったか思い出す

恋愛依存症に陥ると、それまで自分が好きだったことや趣味を忘れてしまいがちです。

これらを意識的に思い出すことで、心の軸を自分自身に戻すきっかけになります。

どんな小さなことでも構いません。紙に書き出すなどして、自分という人間を改めて観察してみましょう。

 

自分だけのために行動してみる

自分の好きなことや趣味を思い出した後は、それを実行に移してみます。

条件反射的に恋愛相手と一緒に…と思ってしまいがちですが、1度自分だけのために行動してみましょう。

例えば好きなことは「映画鑑賞」だったと思い出したら、好きな映画を好きな時に1人または友人と観に行きます。

恋愛相手ではなく自分のために行動を起こすことができれば、きっと自信につながります。

 

自然の中に身を置く

都会の喧騒から離れ、海や山など自然の中に出かけるのも、良い気分転換になるでしょう。

雄大な自然を前にすると、自分の状況を客観的に捉える意識が生まれやすくなります。

新鮮な空気を吸ったり、自然の恵みに満ちた食事をいただくことで身体も元気を取り戻すはず。

心身一如とも言われるように、身体と心は繋がっています。どちらも上手にケアしてあげましょう。

 

信頼できる人に相談する

恋愛依存症には、実際に体験しないと分からない独特の苦しさがあります。

恋愛で辛いと感じたり、自分は恋愛依存症かもしれないと思い当たることがあれば、信頼できる人に打ち明けてみましょう。

身近に信頼できる人がいない場合は、カウンセリングを受けたり、心療内科・精神科にかかるという方法もあります。

しかし、この場合相談する相手を慎重に選ぶことが肝心です。少しでも違和感を感じたら我慢せず、他のカウンセラー・医師を探しましょう。

専門家を選ぶ時は世間の評判ではなく、自分の感覚を信じるようにします。

 

おわりに

恋愛依存症とは何か、その種類(共依存症と回避依存症)と陥る原因、そして克服のための方法までご紹介してきました。

自分が恋愛依存症だと思うと、恥ずかしさや絶望を感じるかもしれません。

しかしその必要は全くないことを覚えておいてください。

周りから見た自分に焦点を置くのではなく、とにかく自分の存在に重きを置きましょう。恋愛依存症の克服も、恋愛相手など誰かのために行うのではなく、自分のために行うのです。

自身が心地よく感じる自分でいられること、これが恋愛依存症を克服する目標および目安になります。

良い具合に肩の力を抜きつつ、「心地良い自分」に近づく行動を起こしてみませんか?

 

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