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アメリカの人種差別の歴史とその根本原因、日本の認識とは

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差別というのはどの時代、
どこの国でも存在してきたのですが、
その中でも人種差別というのは、
これまでの人類の歴史上
最大規模の差別であると言えるでしょう。

ここでは、アメリカにおいての
主な人種差別の歴史と、
日本人に対する差別認識を
取り上げたいと思います。

 

始まりは先住民に対しての差別

アメリカにおいての人種差別の始まりは、
15世紀末から始まったヨーロッパ人の
アメリカ大陸への移住からです。

ここで

アメリカの先住民であるインディアンと黒人

は迫害され、奴隷として扱われることになりました。

ですから、アメリカ合衆国が
建国する以前から人種差別があったわけです。

 

メキシコ人との衝突

アメリカ建国後、国境線が
はっきりしていなかった時代に
メキシコ周辺で領土を巡る紛争が頻発していました。

そのときに

どさくさに紛れて職を求めて
アメリカに移住してくるメキシコ人

がたくさんいて、彼らは
かなりの差別にあったようです。

 

黒人に対する異常な差別

もともと黒人(ネグロイド)
はアフリカ大陸で誕生しましたが、
後に海を越えてアメリカ大陸へ渡る者と
残る者とで分かれることになります。

しかしながらアメリカに渡った者は
ヨーロッパから来た白人(コーカソイド)達
によって支配され、アフリカに残った人達も
19世紀頃から完全に主導権を握られるようになりました。

1800年代になるとイギリスが
本格的にアフリカに侵略し始め、
さらに

黒人を奴隷として捉え、
アメリカに安価な商品として
販売するようになった

のです。

人間ではなく
お値打ちな商品(物)ですから、
もう差別という言葉では
言い表せないくらいの扱いを
受けていたのは言うまでもありません。

それどころか虐めの一環として
命を奪うことも日常茶飯事であったことから、
商品よりも酷い扱いであったと言えるでしょう。

ただし、それに対して
倫理的な観点から問題視する人も
当然多くいたために、それが
1800年代中頃の奴隷解放運動に繋がり、
差別も一段落することとなったのですが。

黒人人種差別hageshi

 

アジア人への差別

19世紀の後半頃になると
アジアからの黄色人(モンゴロイド)
の移住者も増えたのですが、
彼らもまた

肌の色が違うことに加え、
文化や風習、格好等全てが違うことで差別の対象

となりました。

さらに第二次大戦の際には、
日本側に付くかアメリカ側に付くかを迫られ、
日本側と答えた場合は強制収容所送りに、
アメリカ側と答えた場合は
戦場の第一線に送られるという、
どちらにしても絶望的な選択を迫られていたようです。

 

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カースト制度のダリットが就ける職業は劣悪。廃止後も根強い差別意識

 

差別の根本原因とは

上記がアメリカの歴史における
主な差別になりますが、
時代背景から考えて、
侵略して領土や食べ物を奪う、
そしてその相手国の住民を支配下にする
というのは100歩譲ってしょうがないとします。

それをしないと逆に自分達がやられる、
という時代だったわけですからね。

自分と姿形の違うものを敵対視し、
差別するのも人間の心理上
ある程度仕方ないところもあるかも知れません。

 

しかしながら、奴隷として
物以下の存在として扱い、
気分次第で命を奪ったりするというのは
もはや人間の行動とは思えない鬼畜の所業です。

それが公になされていたということは、
かなり信じ難いことなのではないでしょうか。

この背景には、どのような原因があるのか。

 

異常な社会的価値観が形成される背景

黒人たちが物以下の扱いを受けていた原因は、
白人達が彼らを苛めることによって
快感を覚えていたからです。

物は殴ってもいたぶっても無反応ですが、
生き物は反応しますからね。

ただ、それであれば

他の動物等でも代わりは効くのではないか

と思われるかも知れませんが、
実はそうではありません。

人間には、他の動物にはない認識があります。

それによって危害を加えられた際に感じる
ネガティブな感情は非常に多様となり、
同時に強力なものとなります。

そのときに被害者が抱く

怒り、悔しさ、悲しさ、やるせなさ、絶望感

等の想いが強ければ強いほど、

加害者は自分達の立場の
相対的な優位性に浸ることができる

のです。

 

要するに、もともと抱いている
劣等感を満たしたいという想いが
根底にあり、その劣等感が
尋常な強さではないからこそ
明らかに狂ってるとしか思えないような
非人道的な行為ですらしてしまえるのです。

これは完全にいじめの構造と同じなのですが、
結局なぜ人間社会で差別がなくならないかと言えば、

差別の対象がなくなることで、
自分達が優位性を感じられなくなることを
恐れている人達が一定数以上いるから

です。

ですから、過去にそれだけ
異常なまでの非人道的な行為の正当性が
社会的な価値観となっていた最大の理由は、
当時の人間は今よりも
強い劣等感を抱えていた人が
多かったからなのです。

 

日本に対しての差別認識は

それでも奴隷解放宣言後は、
アメリカ国内においては
公式に人種差別が禁止されることとなりました。

が、それはあくまで表向きで
裏では全くなくなっていませんでしたし、
運動の指導者であったリンカーンも
暗殺されてしまいました。

それだけ多くの白人達は
強い劣等感を抱いていて、
その埋め合わせとしての
差別に依存していたのです。

 

植民地時代とは、
白人達の支配の時代。

そして彼らの劣等感に基き、
彼らにとって白人以外は奴隷、
という暗黙の認識が根付いている時代。

様々な黒人、
黄色人種達が次々と屈服し、
奴隷となっていきます。

しかしながら、そんな中で
奴隷になるまいとして
最後まで高いプライドを保ち、
抵抗していた国がありました。

その一つが日本なのです。

 

その結果、大変な被害を
被ってしまいましたが、
奴隷にならずに済み、
世界の価値観も変えることができました。

これは良かったのではないかと、私は思うのです。

世界中で甚大な被害となったのですが、
もし日本が最後まで
本気で抵抗していなければ、
世界の人々に奴隷解放と平等、
平和の価値観が芽生えるのは
もっと先になっていたのは間違いありません。

白人達は支配の味をしめていたので、
痛い目を見なければその考えを
簡単に改めるはずがないからです。

 

また、その日本人が第二次大戦で見せた、
戦力的には絶望的な差があった中で、
一歩間違ったら敗戦というところまで
追い込んだ強い意志と底力は
現在では多くのアメリカ人及び
他の国々(韓国や中国は除く)
に認められ、尊敬もされています。

今でも一定数の白人には黒人であったり、
あるいは黄色人種等の多人種に対して
差別意識がないことはないのですが、
その中で日本人に対しての意識は
かなり小さい方であると言われています。

もし他の国々と同じように
早い段階で降参していたら、
一目置かれることはなかったでしょうからね。

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