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ホメオパシー・レメディーとは。効果と危険性、過去の事故を推論

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ホメオパシーというのは療法の一種ですが、
この療法の名を聞いたことがある人は
果たしてどのくらいいるでしょうか。

また、それと関連する言葉として
レメディーがあるのですが、
この二つの言葉の意味を
ややこしく感じていて
よく理解できていない人も多いように思います。

そこで今回はこのホメオパシー、
そしてレメディーとは何か
についてわかり易くまとめていきます。

 

ホメオパシー・レメディーとは

近年、このホメオパシー療法の
注目度が高まってきています。

ホメオパシーの目的は、

自然治癒力・免疫力を高めること

です。

ですから、コンセプトとしては

病気を治すのは薬ではなく、あくまで自分自身の身体

ということになります。

これは東洋医学的な考え方に基いていますが、
問題はそれをどのような方法で実現するのか、ですね。

 

ホメオパシーの療法であるレメディー

ホメオパシー療法ではどのようにして
自然治癒力と免疫力を高めるのか。

その方法は、

わざと症状を引き起こす原因となる成分を意図的に体内に注入する

です。

そしてこのときに注入する
投与薬のことをレメディーと呼びます。

 

これは一見無謀なようにも
見えますが、実は理に適った方法です。

人間の身体は有害物質が
体内に侵入してくると、
それに対抗しようとします。

抵抗するために必死になる中で、
有害物質を倒すための武器(免疫)を製造するのです。

それが自然治癒力免疫力になります。

実際、予防接種(ワクチン)は
このような仕組みによって体内に免疫を生成します。

ですから、ホメオパシーのレメディーと
ワクチンは同じようなものだと思ってもらったら良いです。

 

ホメオパシーのレメディーとワクチンの違い

しかしながら、ホメオパシーのレメディーと
ワクチンには大きな違いがあります。

それは、

レメディーはワクチンよりも、投与する原因となる成分が圧倒的に少量である

ことです。

レメディーの場合、
原因成分を水によって極限まで薄めます。

どのくらい薄めるかというと、
100倍の希釈震盪(100分の1に薄めること)
を30回も繰り返します。

つまり、濃度は

100の30乗

ということになります。

桁で言えば60桁

ですから、もう限りなく
存在しないに等しいくらいの濃度になるわけです。

ホメオパシーverygood

 

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レメディーの効果は

となると、間違いなく

「そんなにも僅かな量の原因物質を投与して、身体は反応するの?」

「それってただの水じゃね?」

という疑問が沸き起こりますよね。

実際これに関しては、
多くの識者も懐疑的な見方を示しています。

そして現在の科学的・
医学的な見解としても、
効果は認められていません。

 

しかしながら一方で、
その効果を主張する
ホメオパシー支持者達も存在します。

もちろん彼らの多くは
ただの妄想ではなく、
自分の身を以て、あるいは患者を診て
効果を実感した人達です。

理屈としても一応根拠はあって、それは

最小の物質も波動を出している

という概念です。

この波動が、人体を影響を与えるということです。

これは一見ただのオカルトに
聞こえるかも知れませんが、
現代科学でも量子力学の分野では
常識となってきている考え方であり、
一概に否定することはできないのです。

実際のところでも、
このホメオパシー療法が
効果を示したとされる記録も残っていて、
その最大の例としてスペインかぜが挙げられます。

1900年代の初め頃に流行した
スペインかぜに対して、
ホメオパシー治療を受けた人は
受けなかった人よりも圧倒的に
生存率が高かったとされているのです。

 

ちなみに、ホメオパシーの
直接的な効果ではなく、
それは人間の意識が生み出す
間接的な効果であると主張する人もいます。

プラセボ(偽薬)効果の意味やその例とは。ダイエットでも活用可?

 

レメディーの危険性とは

ホメオパシーに対して
否定的な人達は、
ホメオパシーのレメディーが
効果がないことだけではなく、
危険性があることも指摘しています。

それは、

レメディーを盲信しているがために、他の医学的裏付けのある治療を受けなくなること

です。

 

過去の事故

実際のところ、過去にホメオパシー信者が起こした有名な事故が存在します。

ホメオパシーを盲信していた助産師が
新生児に対して必要な栄養(ビタミンK)を与えず
レメディーだけを投与していたために
新生児の命が失われてしまったのです。

いくらレメディーが有害でなくとも、
その効果を信じるが余りに
必要な栄養分を投与しなくなるのは
明らかに狂気的ですよね。

助産婦は、投与すべき薬を
投与してないことがバレないように
工作もしていたそうです。

 

ただこの事故は、別に
レメディーが有害であったために
起こったわけではありません。

そもそもレメディーはあくまでも
自然治癒力・免疫力の強化が目的であって、
栄養分そのものではないわけですから、
栄養分を与えないというのは
その助産婦の判断は完全に
常軌を逸していることになります。

ですから、個人的にはそれほど
問題視する必要がないようには思うのですが、
やはり何と言っても現代医学で
効果が証明されていないわけですから、
何かあればどうしても
批判の的にはなってしまいます。

 

ワクチンより安全?

それどころか安全性については、
むしろかなり高いとされています。

たとえば、レメディーと
ワクチンを比較した場合。

レメディーがワクチンよりも
安全な理由は、一つに上で挙げた

レメディーはワクチンより
原因成分の濃度が圧倒的に濃度が薄いこと

と、もう一つに

レメディーの投与薬は必ずしも原因成分が混ざっているとは限らない

ことです。

ワクチンは基本的に
原因成分を投与するので、
それを何とか有害でない形にして
体内に注入します。

ですから、レメディー自体については、
危険性を意識する必要はない
とレメディー支持者は主張します。

これに関しては、かなり
筋が通っているように思えますが。

 

結論

現代医学では
証明されていないからといって
偽りであるとは全く限らないわけで、
ホメオパシーの効果を否定する根拠にはなり得ません。

ただ、そうなるとやはり
信じる、信じないの話ですから、
ある種オカルト的な要素があるために
盲信して神格化してしまう人が出て来てしまいます。

結局のところ、それがもっとも
大きな問題の種となるわけですが。

いつか証明される日が来れば、
また話は違ってくるんでしょうけどね。

 

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