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子供が嘘をつく心理(理由)、特徴と対処法とは。叱るはNG

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子供は時に嘘をつくことがあります。

些細な内容でたまにつく程度の嘘であればそこまで気になりません。でも、繰り返し嘘をつく子供は少々気になります。

子どもが嘘をつく心理とはどのようなものなのでしょうか。長年スクールカウンセラーとして子供の心と向き合ってきた視点から、その特徴と対処法と合わせてまとめてみました。

 

子供が嘘をつく心理(理由)の3パターン

嘘をつく子供の心理は、大きく3つのパターンに分けると理解しやすくなります。

  • 一つ目は「怒られたくない」というごまかしの嘘です。
  • 二つ目は「注目されたい」という欲求からくる嘘です。
  • 三つ目は「空想世界に浸りたい」という現実逃避からくる嘘です。

 

 

怒られたくないごまかしの嘘の特徴と対処法

一つ目の「怒られたくない」ごまかしの嘘が多い子の特徴としては、日常的に強い叱責を受けている場合が多いことが挙げられます。単純に、これ以上怒られたくない、叱責の恐怖を感じたくないという心理が働き、大人に対しごまかしの嘘をつきます。問題行動を大人から指摘されそうになった時や、失敗を隠したい時などについてしまうのが大きな特徴です。

このパターンの嘘を繰り返す子供は、叱られる経験の多さから自信を失っており、嘘をつく行為は、自分の心を守るために身に付けたスキルでもあるのです。

 

怒られたくないがための嘘が頻発する子供の嘘を減らすための対処法として、第一に大切なのは、子供への過度な叱責を減らすことです。特に恐怖を与えるような叱り方は避けましょう。嘘だと分かっても、冷静に、嘘はつかないで欲しいという大人側の思いを伝えましょう。

また、子供が問題行動をごまかさずに正直に打ち明けてくれた時に、大げさなほど褒めてあげることが非常に効果的です。正直に話しても怒られない、それどころか褒められるという体験を積み重ねることで、嘘をつくという誤ったスキルを手放すことができます。

 

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注目されたい欲求からの嘘の特徴と対処法

二つ目の「注目されたい」欲求からくる嘘が多い子の特徴ですが、これは普段周囲の大人に自分のことを見てもらっていないという飢餓感を持っていることが挙げられます。

愛されていない、認められていないという欲求不満が根本にあり、それを満たすために嘘で周囲の大人を驚かせたり、注意をひいたりするのです。兄弟間で比較され差別されていると感じていたり、両親ともに忙しくて全くかまってもらっていなかったりすると、このパターンの嘘が増えます。

嘘の特徴は、実際に起こってもおかしくないような、嘘と見抜きにくい話である場合が多いです。

 

対処法としては、第一に嘘に過剰反応しないことです。嘘だと大人に怒られることでさえも、子供にとっては注目を浴びるという目的が達成されたことになるからです。よって嘘だと気づいても、さらりと流すのが得策です。

そして、日ごろから子供にしっかりと注目をし、あなたのことをいつも見ているよ、愛しているよ、認めているよ、というメッセージを繰り返し送り続ける必要があります。この積み重ねで子供が満たされていけば、注目欲求からの嘘は自然となくなるでしょう。

 

空想に浸りたいための嘘の特徴と対処法

三つ目の「空想世界に浸りたい」ために嘘をつく子供の特徴は、2パターンあります。元々想像力豊かな子供であるか、または現実逃避のために空想を作り出すスキルを身に付けたか、です。

前者の場合は、単純に空想話が好きで、次から次へとわいてくる物語を表現し、楽しんでいます。後者の場合は、現実生活に辛いことがあり、そこから逃げるために空想世界を作り出しています。ただし、どちらも悪気のない嘘です。大人にとってはすぐに嘘と分かるようなつじつまが合わない摩訶不思議な空想話が多いというのが特徴です。

 

この手の嘘をつく子供への対処法としては、話を聞く時に、どこまでが現実でどこまでが空想の話なのかを時々確認しながら聞いてあげることです。これは本当の話だね、これは頭の中の想像の話だね、と分けながら、怒らずに聞きましょう。

嘘が加速していくようであれば、あまり聞きすぎるのもよくありません。現実の話にうまく戻して、本人も嘘と現実がきちんと分けられるようにサポートしてあげましょう。

 

嘘をつく子供への対処法として共通すること

以上、嘘をつく子供の心理や特徴、その対処法を見てきました。

子供が嘘をつく心理には様々な要因があることが分かりましたが、嘘を繰り返す子供への対処法としては共通していることがありましたね。

それは、頭ごなしに嘘を指摘して怒らない、ということです。

怒る方法では嘘はなくなりません。

子供の心理に合わせ適切な対処法を行うことが大切です。

 

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