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危機感を感じる事がないのと危機感に駆られる事の問題

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危機感を感じる事は、世間一般には
重要なことととして考えられています。

「もっと危機感を感じろ」
と言われたことがある人もいると思います。

しかし、それは実際どうなのでしょうか。

ここでは、危機感とはどういうものなのか、
そして本当に必要なのかどうか
を取り上げていきたいと思います。

 

危機感を感じるメリット

危機感の最大のメリットは
非常に大きな行動の原動力となること

です。

やる気が起こらない何かに対しても、
危機感を感じることによって
衝動に駆られるように身体が動き出します。

人間というのは、明らかに
やらなければならない事に対しても
全然やる気が出ない、という
矛盾した心理状態が往々にしてあります。

これは結局のところ、頭では
やらなければいけないと思ったとしても
心は別にやらなければいけないと思っていないからです。

心がやらなくても良いと思っている場合、
「やる気にならない何か」
をやることはできません。

やったとしても、違うことを考えてしまったりして集中できないのです。

ですから、こういうときこそ
まさに危機感が必要なのです。

 

◇参考◇

自尊心の本当の意味とは。低い原因と高める秘訣

 

危機感を感じるために

危機感を感じるには、
「このままではヤバい」
ということを心に伝えなければなりません。

その伝え方としては色々あるのですが、
例えば
「このままやらずに行くとどうなるのか」
を本気で想像すること

です。

例えば学生が勉強をさぼり続けていれば、
残念な大学にしか行けなくなってしまいます。

残念な大学に行けば当然就職で不利なので、
大企業に就職は難しくなります。

つまり、給料の低いサラリーマンに
なってしまう可能性が非常に高いということです。

別に給料はそんないらないという人であっても、
少なくとも選択肢は狭まってしまいます。

このようにしっかりと考えて想像していくと、
段々と危機感が湧いてくるのではないでしょうか。

危機感を感じている女性

 

逆に、もし自分がだれかに危機感を与えたいときは

その人が今のまま行ったらどうなるか
ということをしっかりと説いてやること

です。

「今のまま行ったら合格できないよ」
「今のままだとリストラの対象だよ」
などです。

このようなことを人から言われると
自分で考えるよりも大きな危機感となりますから、
危機感を感じたいときは人に
キツい言葉をお願いするのもありでしょう。

 

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危機感に駆られるデメリット

しかしながら、反対に危機感のデメリットがあります。

それは、例えば人からキツい言葉を言われた場合、
それが「だから頑張るんだ」
という方に向けば良いのですが、
「そんな意志は自分にはないからもうお仕舞いだ」
となってしまう人がいます。

こうなったらいじけてしまっているので
逆に全然やる気がなくなるのです。

あるいはもともと頑張っている場合、
さらに頑張らなければいけないと思ったら
精神的に負荷が掛かり過ぎてしまいます。

精神的に負荷が掛かり過ぎると、
ガンやうつ病などの命に係わる病気を
引き起こすきっかけになります。

しかも、視野が狭く
なり過ぎてしまうところもあります。

だからこそ、危機感はほどほどに
しておかなければならないのです。

 

一つ例を挙げると、やたらとプライドの高い人は
常に自分が負けることに対しての恐怖、
大きな危機感を抱いています。

何事に対しても自分と人を比較していて
人から自分が劣っていると
思われること自体が許せないのです。

ですから人の目や考えていること
ばかり気にしながら、常に危機感に駆られた生活を送っています。

つまり、危機感の奴隷となってしまっているのです。

人によってはものすごい勢いで頑張りますから、
確かに成績優秀であったりして
結果も残すかも知れませんが、
精神的には全然余裕がありません。

そしてそういう人は得てして
結果のため手段を選ばないので、
人から恨まれていたり嫌われていたりします。

ですから、傍から見たら多くの名声を集めて
成功者に見える場合であっても、
心の中では決して成功者ではないのです。

これがまさに、危機感の奴隷と
なってしまっている状態なのです。

ですから、

人間はほどほどに
危機感を持つべきである

という結論になるのです。

危機感のリスクはあれど、
自分がやるべき事をする際の原動力となるのは確かなのです。

大切なのは、危機感に支配されるのではなくて、
コントロールして利用すること

なのです。

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