スマートフォン解析

英検4級のレベルは小3でも合格可?長文やリスニングのコツは

Sponsored Link


英検4級の試験時間は、

筆記35分

リスニング30分

と、5級よりもそれぞれ10分ずつ長く設定されています。

その分難易度も高くなっているのでは、
と構えてしまう人もいるかも知れませんが、
実際のレベルはどの程度なのでしょうか。

 

英検4級のレベル

概して言えば英検4級は、
文章的な難易度では
5級とそれほど変わらないのですが、
出題される単語や表現の範囲が
5級よりも広めになっています。

また、予測することだけでは
対応が難しい問題も多く、
単語・構文・イディオム、
言い回し表現をどれだけ
知っているかがかなり重要になってきます。

ですから、現在の総合的な
英語力によっては、過去に出題された
問題を解く対策をするだけでは
合格するのは難しいでしょう。

 

筆記問題

筆記については、ただでさえ
求められる知識が増えているのに、
さらに5級にはなかった長文問題が加わります。

 

第一部(1~15問目まで)

第一部は、短文のカッコに入る
もっとも適切な単語を選択肢から
選ぶ問題になります。

これはまさに

単語・構文・イディオム、言い回し表現
英語のルールを知っているかどうか

が鍵になってきます。

逆に言えば知っていればいるほど
点数に直結するので、
覚えるだけで点が伸びると思ったら
すごくわかり易いですよね。

そういう意味では、かなり対策が
し易いパートだと思います。

 

第二部(16~20問目まで)

第二部では会話文のカッコに入る
もっとも適切なセリフを選択肢から選ぶ問題になります。

こちらについても
英語の知識が多ければ多いほど
結果に結びつき易いのですが、
同時に文章の流れを読む力も重要になってきます。

ですから知識にプラスα
の要素があると有利になりますね。

 

第三部(21~25問目まで)

1~15までは与えられた単語を並び替えて
適切な文を作る問題になります。

これは単語・構文・イディオム等の他に、
英語文に対しての慣れが重要になります。

単語を知っていて
英語文に対しての慣れがあれば、
何となくそれっぽい文章にできるからです。

後は難易度そのものは
前のパートの問題と変わらないので、
それほど構える必要はないと思います。

 

第四部(26~35問目まで)―長文のコツ

さて、ここからが長文問題になります。

長文は5級にはありませんし、
ここで少し気持ち的に圧されてしまう人もいるでしょう。

そもそも長文自体に
苦手意識を持つ人も少なくないのですが。

しかしながら、気持ち的に負けたら
解けるものも解けなくなるので、
何とかその壁を越えなければなりません。

 

これはどんなレベルでも言えることですが、
長文の解き方の最大のコツとして、

どれだけ内容が推測できるか

というのがあります。

完璧に一文一文を理解するなんてできませんからね。

自分の知っている表現を手掛かりにして、
文全体で何を言っているのかを推測していくのです。

その点、実は4級レベルだと
まだ内容が非常にシンプルなために、
その推測がとてもし易いのです。

 

というより、そもそも4級であれば
別に全体の意味を理解する必要はありません。

基本的にまず設問を読んで、
そこにある鍵となる単語を
文章中から探し出し、
その周辺の文を読むだけ。

何故なら、ほとんど選択肢の通りの文が
文中に存在していることが多いからです。

 

では、

2015年度第三回英検問題の第31問と32問

を例に挙げてみることにします。

参考:英検オフィシャルサイト

 

Sponsored Link

 

問題例

When does Manami study?

という質問に対して、

Every day, Manami studies in her room after dinner.

とあります。

4の選択肢はafter dinnerなので、
そのまま答えを言ってますね。

 

(32)

What does Michael do every weekend?

に対して、

Every weekend,   Michael plays the guitar in his room.

とあります。

ここでも、1の選択肢が

He plays the guitar in his room.

なので、ほぼそのままです。

 

こうやって見ていくと、
意外と見掛け倒しなことがわかりますね。

ですから

最初にビビらないことが本当に大切

なのです。

上から順番に読むという
やり方をしていたら
非常に時間が掛かりますし、
そもそもそこまで理解する必要がありません。

時間が余る場合に限り、
上から順番に読むようにしてください。

 

対策としては、
上で挙げたことを意識しながら
4級の過去問や練習問題を
いくつか熟したら良いでしょう。

あとは気持ち的に圧されて
思考停止にさえならなければ、
他のパートがそれなりにできるのであれば
この第四部も確実にそれなりに取れます。

 

リスニング問題

リスニングは、より表現が易しいですし、
素直な問題も多いので問題の質的には
英検5級の筆記のようなイメージで良いです。

しかしながら、聞き取れる必要がある分
多くの人にとってはこちらの方が
厄介な存在になると思います。

筆記問題のように4級相当の
単語・構文・イディオム等を
覚えるだけでは十分ではないかも知れません。

 

第一部(1~10問目まで)
に関しては、絵柄についての会話を聞き、
その会話の反応として適切な
選択肢を3つの中から選ぶ問題になります。

このパートはセリフも短いですし
絵柄を見なくても解けるくらいの
問題ですから、たとえ
英語耳があまりできていなくても
英語表現をある程度知っていれば対応できます。

 

問題は、第二部と第三部(11~30問)です。

こちらはそう簡単にはいきません。

何故なら、まず一問当りの
会話や文章が長いからです。

たとえ文章自体は
5級筆記程度のレベルでも、
結局のところそれをヒアリング
しなければならない上に
そこそこ長いので大変なのです。

実際、受験者の大半は
部分的にしか理解することはできません。

それであれば、聞こえるところだけ
拾って後は勘でいこう
と考える人もいると思いますが、
ここにもまた一つ落とし穴があります。

長い分聞こえるところがいくつかあり、
しかもその聞こえた単語と
関連しているような選択肢も
いくつかあったりするのです。

ですから、なかなかその手法が通じません。

 

たとえば同じく2015年度
第三回の英検問題を例に挙げると、

(23)

I like to travel to different places, but I don’t like planes.     I usually travel by car or train.    Next year, I want to travel by ship.

Q: How does the man want to travel next year?

A:

1  By ship.

2  By plane.

3  By car.

4  By train.

 

ship

plane

car

train

の全ての単語が文章の中で出てきていますよね。

このように、中途半端に
聞けるだけでは不十分で、
文章の内容を理解できるくらいに
まで聞ける必要があるのです。

 

そうなると一体どうしたら良いかですが、
これはもう単純に

テストの形式に慣れるか
リスニング・リーディング両方の力を付ける

のがベストの方法になります。

より聞こえるようになり、
早く意味を推測できるように
なればなるほど問題の正解率は上がるからです。

ただリスニング・リーディング力の
両方を付けるといっても
英検4級レベルの単語や文が
スラスラ理解できるかどうかですから、
正攻法で行ってもそんなに
時間が掛かることはないと思います。

しかも引っ掛けは出ないと考えて良いので、
6割くらい理解できれば展開が
ほぼ完ぺきに読めるようになります。

そうなれば満点も狙えるでしょう。

 

特に普段からネイティブの発音を
聞き慣れていれば、スピードも遅いので
知識さえ付ければ一気に
簡単に解けるようになるはずです。

 

英語を勉強する少女

 

≪お勧め≫

英検3級の一次試験は中学レベルの単語・文法の対策で満点取れる?

 

リスニングのコツは

とは言え、一応コツはあります。

それだけでは駄目だというだけであって、
上記の手法が通じないわけではないのです。

引っ掛けがないということは、
中には単語が聞けるだけで
解ける問題も当然あります。

 

ですから、まずは

選択肢の文章を先にしっかり読んでおく

こと。

選択肢の中にある中で理解できる単語や
表現を頭に入れておいて、
それを意識して音声を聞くのです。

その単語や表現が丸丸聞こえたら、
その選択肢を選べば正解する可能性は十分にあります。

ただ、それだけでは恐らく
十分に点数が取れないので、
全部をそれで対応しようとするのではなく、
全体の意味が掴めない場合においての
対応であることを頭に入れておいてください。

 

英検4級は完全に通過点

ただ正直なところ、私は英検4級では
あまり対策を真剣に練って
試験に臨む必要はないと思っています。

何故なら、4級は
英語力を高めていく努力をして、
ある程度の英語力に達すれば
簡単にクリアできる程度の問題だからです。

 

特に小学三年生、四年生程度の場合は、
答えの推測も上手くないでしょうし
対策を考えるよりシンプルに
英語力を伸ばした方が早いです。

そもそも英検4級に受かっても、
その程度の実力では意味がなく
単なる通過点に過ぎません。

 

ですから過去問の演習と
問題集を一冊くらいやって、
後は単純に英語力を高めることを
考えた方が将来のことを考えても良いと思います。

もし三回分の過去問をやってみて
まだ合格点に届きそうにないなら
単純に英語力不足なので、
普通に英語力を磨いていけば良い
というのが私の考えです。

2年以上英語をしっかりやっていれば、
たとえ小3、4年程度の年齢であっても
クリアできるレベルなはずですからね。

 

 

         Sponsored Link






コメントを残す

サブコンテンツ

カテゴリー

このページの先頭へ