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出産場所の種類と決め方。自宅もあり?それぞれの特徴を知ろう

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現在は病院や診療所などの施設等の医師が管理する出産が主流ですが、1950年頃までは95.4%の赤ちゃんは主に自宅などで生まれていました。

赤ちゃんの命とお母さんの命、二つの命がかかっているので、お産は命がけです。何かあったときのことを考えて、やはり安全性の高い医師のいる場所でのお産が好まれるのは当然です。でも実際は、順調に生まれてくる赤ちゃんの方が多く、9割のお産は医学的介助がなくても問題ないんだそうです。

出産というのは母体にとっても生まれてくる子にとっても人生でもっとも重要な瞬間ですから、できる限り満足できるお産にしたいところですよね。

というわけで、ここでは出産場所の種類と決め方、それぞれの特徴を挙げてみました。

 

自宅出産

病院でのお産を経験したママや、病院での機械的な健診を苦手に思う妊婦さんが、自然なお産がしたいと思って選びます。1000人に2人~3人は自宅を選んでいて、最近増えているようです。どんな魅力があるのでしょうか。

陣痛が来てから、痛いお腹をかかえて移動する必要がなく、信頼できる助産師さんがずっと付き添ってくれます。また、妊娠中から産後まで、心に寄り添った丁寧なケアをしてくれるので、人と人とのふれあいの温かさを感じ、安心できます。

リラックスできる自分の家で、上の子がいる場合は、子どもの生活も変化させることなく、日常の一コマとしてお産をむかえられるのです。生まれた赤ちゃんと、ママのペースでずっと一緒にいられるのも嬉しいですね。

 

デメリットは、緊急な処置が必要な場合は病院へ搬送されるため、処置が遅れるというリスクを伴うことです。ただ、自宅出産をするには、クリアしなければならない条件が多く、リスクが予想されないお産が対象なので、搬送されるのは本当に稀なケースでしょう。

母子の健康、家族の理解、主体的に生む姿勢と自己管理が大事です。正期産(37週0日~41週6日)で、ふたごや逆子ではなく、胎盤の位置、貧血、血液型、帝王切開歴などの条件を満たしていないと、提携している病院の医師からの許可がおりません。

最近では、どうしても自宅で生みたいという思いが赤ちゃんに伝わると、逆子が直ったというケースもあるように、胎児にも気持ちがあるのだと考えられるようになってきました。陣痛の始まりは、赤ちゃんが決めているようだという説もあります。妊娠中に赤ちゃんのことを思い、語りかけていると、赤ちゃんも喜び、お産をはじめ生活にもゆとりが生まれるようです。

妊娠中は赤ちゃんとの新しい生活を始める準備期間です。生活を見直して、食事に気をつけて、赤ちゃんに寄り添ってみると、お産への心持ちも変わってくるかもしれませんよ。

 

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助産院での出産

医療機関で管理されながら出産することに疑問を感じ、できるだけ自然なお産がしたいと思い選ぶようです。自宅出産と同じで医療は受けられませんが、点滴が受けられるところもあるので、自宅よりは安心できるかもしれません。また、医師がやっている助産院もあり、その場合は、クリアする条件が緩く、フリースタイルのお産をのぞめます。

 

お産は、まだ科学で解明されていないことが多く、本能が働きます。だからこそ、人間が本来持っている自然に生む力を大切にしたいですね。一人ひとり個性があるように、お産も個性があって良いのではないでしょうか。

お産の姿勢や介助など、自分の望みに丁寧に寄り添ってくれて、母乳相談や育児相談が気軽にできるのも魅力ですね。また、助産院に入院すると、母乳に良い家庭的な食事を用意してくれたり、洗濯をしてくれたりするので家事の心配がなく楽ですよ。

助産院での出産(分娩台)

 

病院や診療所での出産

病院でのお産が推奨されるのは、逆子、ふたごのような多胎、赤ちゃんに異常がある場合、血液型(Rh型マイナス)、帝王切開歴、子宮筋腫、感染症、合併症、高血圧、切迫早産のような妊娠中の異常がある場合です。危険を伴う可能性が高いので、医師がすぐに対応できて、新生児保育器のある病院で生むのが安全ですし、その方が妊婦さんも安心できるでしょう。

 

病院でのお産しか選択できない場合でも、自由な姿勢で自然の力に任せたお産がしたい時は、助産師に相談してみてくださいね。妊婦さんの願いをかなえてくれる助産師はきっといます。病院の先生の中には、自然な出産に反対の先生もいますが、応援してくれて、病院に部屋を用意して、何かあった時に医学的介入をする形で受け入れてくれる先生もいます。

リラックスして安心してお産に臨める心境こそが、安産にとっては何より大事なようです。だから、要望がある場合は、バースプランとして病院へ提出してみましょう。満足できるお産をすることで、その後の赤ちゃんとの生活を楽しめる良いスタートになると思いますよ。

赤子の出産場所の選び方

 

決め手となるのは・・・

では、出産場所の決め手となるのは何でしょうか。これは余程の事情がなければ、コストでは決めたくないところですね。

あとは上でも挙げたように、自分がどう感じるかが問題になってくると思います。

例えば仮に検査の結果全く問題なく自宅出産が可能であったとしても、それに不安を感じるようであればやめておいた方が良いでしょう。その不安な気持ちは出産に悪影響を及ぼし兼ねないからです。逆にたとえ病院が一番安全性が高いとはいっても、何だか自然ではないし見られていて落ち着かないということになると、それはそれでリスクが生じる可能性もあると思います。

ですから基本的にストレスを感じず、安心してお産できる場所というのは前提として考えるべきではないでしょうか。その上で、自分が満足できる場所を選ぶと良いのではないかと思います。

 

満足できるお産とは・・・

命を生み出すのは、ものすごいエネルギーが必要です。お産をがんばる姿は、みな輝いています。陣痛が長引き、医学的介助があり、さらには帝王切開になると、思い描いていたお産と違い傷つくことがあるかもしれません。でも、どんなお産も素晴らしいです。母体にとっても辛い状況を乗り越える母は強いです。ぜひ自分自身をほめてください。

そして何でも自分で選ぶ時代だからこそ、自分らしいお産を提案してみましょう。ただし自己満足のお産にならないように、あくまでも生まれてくる子のことを考え、安全性を最大限考慮することは必須ではありますけどね。

また、前以っての準備も大切です。妊娠中の食事、睡眠、運動に気をつけ、ヨガなどで身体を柔らかくして、呼吸法を身につけ、お産のイメージトレーニングをするなど、安産に向けてできることもたくさんありますよ。

 

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