消極的な人は恋愛向きでない？消極的考え方は無意味か
人間の性格は超大きく、かつ強引に
積極的・消極的に分けることができます。
別に積極的な人だから良いとか
消極的だからいけないとか
必ずしもそういうことではないのですが、
どちらかと言うと消極的で
損をすることの方が多いと思います。
特に恋愛において、それは
より強く言えるのではないでしょうか。
その辺りについて取り上げていきましょう。
消極的な人とは
「消極的」と一言で言っても
色々な捉え方がありますが、
一般的には
自分から進んで物事をしないさま。引っ込みがちなさま。また、否定的であるさま。
引用：goo辞書より
になります。
・・・これだと、
あまり良い印象はないですよね。
実際、英語ではnegative（ネガティブ）
と訳されることもあります。
しかし「消極的」をnegativeで訳すと、
マイナスの印象を与えてしまう可能性はかなり高いです。
negativeには後ろ向きで
否定的な性格的暗さが表現されてしまうからです。
ただ、「消極的」という言葉には
これとはまた別の見方もあります。
それは、passive（パッシブ）
の視点です。
passiveは
「受け身の」
「受動的な」
という意味で、これであれば性格的な暗さだとか、
後ろ向きな考えなどのニュアンスが消えます。
受け身ということは、
自分は待つタイプであり、
攻めるタイプではない
という意味です。
つまり、徳川家康のあの言葉も
passiveであると言えます。
「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」
徳川家康は別にnegativeではありませんよね。
すごくpossitive（ポジティブ）に、
passiveであったのです。
意図せずしてダジャレになってしまいましたが。
消極的という言葉はpassiveの意味でも
使用されることが普通にあるのですが、
negativeと訳されてしまうと、
逆にpassiveのニュアンスは完全に消えてしまうのです。
徳川家康の例でもわかるように、
必ずしも積極的であることが
正しいわけではありません。
ときには動かず、じっとしていることが
最善の策であることもある
のです。
≪参考記事≫
消極的考え方は無意味ではない
そういう意味で言えば、
消極的な考え方は決して無意味ではありませんよね。
「消極的」という言葉に込められた
意図が重要になってくるのです。
ですから、この言葉を使用する場合は
相手がどのように取るかを考えなければなりません。
たとえば「私は消極的です」
と自分のことを表現すれば、多くの場合
negativeの意味で捉えられてしまいます。
自分がpassiveのつもりであったとしても、
相手にそれが伝わらなければ意味がありません。
ですから、「消極的」という言葉を
passiveの意味を表現する際に
使用するのはあまりお勧めしません。
お勧めなのは、そのままですが
「受身」だとか、「慎重派」などの言葉ですね。
言葉というのは使い方が雑になると
誤解を招くので、この辺りはきっちりしたいところですね。
恋愛向きでない？
ただ消極的というのは、
passiveの意味であっても
negativeの意味であっても、
恋愛にはあまり向かないかも知れません。
もちろんケースバイケースではありますが、
ほとんどの場合において、
待った方が良い結果が得られる
なんてことはないですよね。
自分からいった方が
絶対に確率は高いと思います。
徳川家康でも、待たないのではないでしょうか。
ただし、active（アクティブ）
というのはリスクを伴います。
これは恋愛においても十分に言えることです。
たとえば勇気を出して
好きな人に告白にいったら
上手くいかず傷ついたり、
変な噂が立ったりしてしまうかも知れません。
ですからいつもpassive
あるいはactiveであったらだめで、
状況に応じて使い分ける必要があります。
どちらの要素もあったら
それがベストなのです。
つまり、自分が今
積極的になれないからといって
気にする必要はなくて、
そんな自分のpassiveな部分を大切にしながら、
activeな一面も身に付けていったら
良いんじゃないかな、と思うのです。
