活性酸素の作用でガンの危険性。運動や風邪でも発生？
人間を含む全ての生物は、その生命活動の中で、
体内における有害物質の発生を避けることはできません。
その中でも代表的な存在と言えるのが、活性酸素です。
ここではこの活性酸素が
どのような作用を引き起こすのか、
どういった原因で発生するのかを取り上げていきます。
活性酸素の発生原因
活性酸素の発生原因は多岐に渡りますが、
実は人体にとって有益な面もあります。
活性酸素は体内で生成されるのですが、
外部から有害物質が取り込まれたときが
生成されるタイミングであり、
その際は有害物質たちと戦ってくれるのです。
こう言うと
「完全に良い奴じゃん！」
と思われるかも知れません。
しかしながら活性酸素は
体を酸化させる等の悪影響も及ぼします。
つまり、副作用があるのです。
人間で例えれば、
困ったときに一応は助けてくれるんだけど
その見返りがめんどくさい人、でしょうか。
ですから適量であれば良いのですが、
増え過ぎると大変危険な存在となります。
最悪の場合、ガンを代表とした
生活習慣病の直接的な原因になることもあります。
◇ちなみにこちらでは活性酸素対策として
好ましい食べ物を取り上げています◇
活性酸素の原因物質
では、活性酸素の原因物質は
一体どのようなところに存在しているのでしょうか。
食品添加物
食品添加物というのは、化学調味料等
本来自然に存在していた食べ物ではなく、
人工的に色々な薬品等を混ぜ合わせて作られています。
ときにはもともと食べ物ではない物質まで
混ざっていますから、
その消化も一筋縄ではいきません。
そこで活性酸素を発生させて
対応せざるを得なくなるのです。
汚れた空気
空気の汚れというのは排気ガスであったり、
工場排煙のような人工的なものから、
黄砂のような自然によるものまで色々ありますが、
基本的に有害性が指摘されている空気は
活性酸素の原因となると考えて良いです。
ですから当然、スモーキング行為もそれに含まれます。
アルコール
適量であればまだ良いのですが、
過度のアルコールを摂取をすると
人体が活性酸素の分解力に頼らざるを得なくなってしまいます。
紫外線
紫外線も適量であればむしろ
健康に良いとされているのですが、
浴び過ぎると肌にダメージを
与えることからもわかるように、
完全に有害な存在となります。
運動
運動についても、適量であれば
むしろ健康に良くて
活性酸素を減らすことができますが、
過度になると必要な酸素量が増えることで
自ずと活性酸素が生成される量が増えると言われています。
風邪
風邪をひくことも、
活性酸素を増やすきっかけになります。
何故なら、その風邪の元である
ウイルスをやっつけるために
活性酸素の手も借りるからです。
ただし、ここでしっかり栄養分を摂って
身体が風邪と戦う力をしっかりと養えば養うほど、
それだけ活性酸素の手を借りなくても良くなります。
体内における活性酸素の存在意義
つまり、基本的に人体も活性酸素は
奥の手のような存在であり、
できれば頼りたくないのです。
しかしながら身体にとって
有害な物質が侵入してくるから、
それに対抗するためにやむ負えず頼るのです。
そういうわけで、前述のように
身体の根本的に備わった丈夫さ、
つまり免疫力を高めること
そして原因物質をできる限り
避ける生活を送ることが
最適な活性酸素対策となるのです。
