覇気・気力がないとかあるの深い意味とは何か
覇気とか、気力等という言葉があります。
これらは私たちの精神的な部分を
表現するための言葉ですが、
その深い意味について考えてみたいと思います。
覇気・気力とは何か。英語では
覇気と気力という言葉は、
概念的にはよく似ていますね。
精神力・意気・気合・根性・意志等の概念とも非常に似ています。
細かい厳密なニュアンスは
若干違ってきますが、同じ意味であるとして
互換可能である場合も多いです。
（覇気は相手に対して威圧するニュアンスが含まれるケースもあります）
それにしても、
なぜこんなにも似たような言葉が
たくさん存在してるのでしょうか。
その大きな理由の一つは、日本人が昔から
精神的な部分に対して非常に重要視してきたからです。
何かを絶対に、何としてでも成し遂げるんだ、という意志。
これらはひとまとめにすると、
英語でspirit（スピリット）
もしくはwill（ウィル）
という単語で表現できます。
spiritは
別の意味で｢魂｣とも訳される単語ですが、
要するに精神を表しています。
willは｢意志｣の意味で訳される単語です。
さらに強い意志・精神力となると
頭に強いという意味の単語｢strong（ストロング）｣
を付けることで
strong spirit
strong will
となります。
覇気・気力という言葉も、この表現で全く問題はないでしょう。
覇気・気力がないとかあるの深い意味
覇気・気力がない
ということはどういうことなのか。
それは、精神力や意志が弱いという言い方に変えられます。
これはかなり困りますよね。
精神力や意志が弱ければ、
たとえ夢や目標を持っていたとしても
諦めが早いですし、そもそも努力の量が小さくなってしまいます。
また、これはまた深い話になってきますが、
本当の意志の強さと、なんちゃって的な意志の強さとは違います。
なんちゃって的な意志の強さは、
一見超努力しているように
見えて、実はただ頑張ってる自分に
酔いしれているだけのケースです。
その場合は、実際傍から見ると
ものすごく頑張っているように見えますが、
あまり意味のないことを
やっている傾向にあるため、
なかなか結果に繋がりません。
そして本人としても
ものすごく努力しているつもりなので、
なぜかその割に結果が伴わないことに対して
不満を感じ始めます。
これでは意志が強いとは言えませんよね。
意志が強い、つまり
覇気がある・気力があるとは
努力をしてる自分に酔いしれたいだとかでは全然ありません。
意志の強い自分をアピールしたいとか、
そういう少し程度の低い感情が入っていないのです。
ただただ、
どうしたら上手くいくだろうか
どうしたら夢や目標が達成できるだろうか
そればかり考え続けます。
そうすると、努力の効率は
言わずもがな圧倒的に上がりますし、
少し結果が出ないくらいで
不満を感じたりいじけたり
心が折れてしまったりすることがありません。
常に、ただただひたすら愚直に、
成功に向かって努力するのです。
言葉を変えると、
｢見返りを求めない努力をするタイプ｣
ということですね。
明石家さんまさんが、努力についてこんなことを言っていました。
「好きだからやってるだけよ、で終わっといた方がええね。これが報われるんだと思うと良くない。こんだけ努力してるのに何でってなると腹が立つやろ。人は見返り求めるとろくなことないからね。見返りなしでできる人が一番素敵な人やね」
これは本当に核心的なことを言ってるな、と思います。
つまり
見返りを求めず努力する人＝素敵な人
＝真の意味で意志が強い・覇気や気力がある人
となります。
そしてその素敵な人は、
限りなく100％に近い確率で成功します。
その理由は、上で述べた通りですね。
覇気と他の精神用語の意味で違う部分
ここで一つ、覇気が他の精神力を表す言葉と
少しニュアンスが違う部分があります。
それは、覇気は他者から
物理的に見える部分が含まれるということです。
より物理的に傍から見て、
意志が強く見えることを覇気があるというのです。
対して、気力だとか他の言葉は
どちらかと言えば見た目の印象より、
何となく感じられる部分の方の概念を表しています。
しかしながら、精神力や意志、気力があれば
それは目に見えて覇気として
伝わる部分があると思います。
もちろん、その気持ちの強さを表に出さず、
覇気としては感じられなくても
内側に秘める気力は凄い、
というケースもありますが。
何にしても、覇気、気力
といったところをしっかりと持って、
ぜひとも人生を充実させていきましょう。
