直感と直観の意味の違いとは。恋愛や結婚でも当たる?
私たち人間には、直感(直観)という能力(感覚)があります。
どちらも直感(ちょっかん)ですが、
これらの言葉と能力や感覚には違いがあるでしょうか。
その意味の違いや、私たちの
人生との関わりについてを取り上げてみましょう。
直感と直観の意味の違い
直感と直観の意味の違いについては
違いを指摘するのは簡単ですが、
感覚として掴むのは至難中の至難の業です。
「感」という言葉自体が
とてつもなく抽象的で
漠然とした概念であるため、
ある種人間の一番深い部分にも
関わってきますからね。
共通点
まず、直感と直観の
どちらも共通する点を考えてみましょう。
この「ちょっかん」というのは
何らかの「感覚」なのです。
大きく、二つに分けることができます。
・「ピンとくる感覚」
それはどんな形であれ、
突然浮かぶものと考えられます。
・「何となく、適当に選ぶ際の感覚」
これは要するに、頭を使って考えるのではなく、
何となくで言葉や行動を決めることを指します。
ですから、理由を聞かれても
答えられないのが特徴です。
これらの感覚がどこから来てるかというと、
一言でいえばその人の深い部分の思考です。
実は人間というのは、
自分でも自覚がないくらいの深い部分で
とんでもない量の思考を行っているのです。
違い
ここから、直感と直観の
意味の違いに入っていきます。
直感の方については、
上記のようなピンと来たり、
あるいは何となしにする言動全てを言います。
つまり、全然的外れで
逆に大きな問題を引き起こすことに
繋がってしまったりするようなとき等、
当たってない感覚も含まれます。
それに対して直観の方は、
「観る」という言葉が入っていることから、
もっと本質を見抜くような意味で定義されています。
ですから、的外れな
「直感」的感覚は含まれないということです。
以降は、わかりやすくするために
確実に当たる方の「直感」
については「直観」と表現していきますね。
直感(直観)の英語表現
直感の意味の英語表現ですが、多くは英単語の
intuition(インチュイション)
または、
hunch(ハンチ)
で表されます。
どちらの方が直感の意味に近いかというと
hunchで、逆にintuitionの方は直観に近いです。
また、intuitionの方が
形式張っていて、hunchの方が
より口語的な言葉になります。
ちなみに、これらよりも
外来語としてなじみ深い言葉
inspiration(インスピレーション)
だと霊感の意味になります。
このinspirationは実際
直感という訳し方はあまりされないのですが、
直観の方にはかなり近いのではないかと思います。
恋愛や結婚でも当たる?
直感の能力というのは、
場合によっては最強であったりします。
つまり、どんなに
理論的に考えて導き出した答えより、
一瞬でした判断の方が正しかったりするのです。
それは当然、恋愛や結婚でもあるでしょう。
しかしながら、その「直感」を頼りにしたら
当然間違えることもあるわけですから、
「この人が運命の人だ!」
と思ってアプローチして付き合ったり
結婚してみたらとんでもない目に合う、
なんてことは全然あり得ます。
ですから頼りにするのは、
「直観」の方の感でなければならないのです。
しかしながらなぜ、直感が当たる直感(直観)
と当たらない直感があるのでしょうか。
当たる直感と当たらない直感がある理由
直感の元となる
深い部分の思考というのは、
超論理的であり超頭が良いのです。
そしてその論理的思考の材料となるのは
もちろん知識・経験です。
ですから、知識・経験を積めば積むほど、
直感力は高まっていくということが言えるのです。
また、この深い部分の思考は
主に右脳が司っています。
ですから、右脳の訓練をすることによっても
直感力は鍛えることができるのです。
しかしながら、もう一つ超重要なことがあります。
その論理が客観的に形成されれば良いのですが、
主観的に形成されることもあるのです。
当然主観的論理になれば、
いくら知識・経験が豊富であっても
当てにならない直感となってしまいます。
この主観と客観を分けるのは、
自分にとって不都合な現実も
余裕を持って受け入れることができる精神的な余裕です。
つまり、常に冷静さを失わないこと。
冷静さを失ったとき、
直感は途端に主観になってしまうのです。