20代は健康に関心を持つべき?食生活への問題意識と在り方
20代と言えば、まだまだ若い!といったイメージがありますよね。
しかし、そんな若い世代たちの中でも「食」への意識は高まっています。いわゆる「健康志向」になってきているのです。
20代(主に女性)の食生活事情とは一体どんなものなのか?さらに、今後どのように改善していくべきか?
このようなことについて、お伝えしていきます。
◇◇◇もくじ◇◇◇
健康志向とは
バランスの良い生活をしようとすることを、健康志向と言います。
日本の健康志向の特徴として、特定保健用品や栄養機能食品といった健康増進法や食品衛生法で定められた食品の普及が見られます。
「20代のうちから健康志向だなんて、早くないの?」と疑問を持つ方もいるでしょう。
早くから健康に関して意識することにデメリットはありません。それどころか、むしろ途轍もなく重要なことです。
なぜなら早くから健康志向な生活をしておくことで、将来の自分の実生活に様々な影響が出てくるからです。
実生活への影響
その実生活への影響として挙げられるのは、大きく分けると
体調
スタイル
肌のコンディション
老化のスピード
になります。
どれも生きていく上で絶対に軽視できないところですよね。
体調に関しては、悪くなければまともに仕事も勉強も遊びもできない、悪くなくともより良い方が仕事も勉強も捗りますし、より良い成果に繋がります。
スタイルも不摂生な生活をしていると悪くなりがちです。瘦せ過ぎてるとか太っているとかわかり易い見た目的にはもちろんのこと、何となく締りがなかったり不健康な雰囲気を漂わすことになります。
そして肌のコンディションについては、悪くなれば当然見栄えも悪くなるので、人に与える印象も良くないでしょう。
老化のスピードに関しては、結局のところ抗酸化作用のある食品をきちんと摂るかがもっとも大きな鍵になってくるのですが、これも本人に健康志向があるかどうかで全然違ってくると思われます。
これらの影響は積み重ねなので、早く取組めば取り組むほどより人生が上手くいき易くなり、健康である確率を高め、長い時間若くいられることになります。
つまり、少し大げさな言い方になりますが、「より人生を豊かにする」と言えるでしょう。
そしてこれらにダイレクトに影響してくるのが、食生活の在り方なのです。
20代女性の食生活への意識
花王が2015年1~3月に実施したアンケートによると、ひとり暮らしの20代女性の7割以上が と答えたとのこと。出典:kao暮らしの現場レポート
特に、社会人になって新生活を始めた人にそういった傾向があるようですね。
将来的なことを意識して気づかう人もいれば、健康維持やダイエットなどのスタイル維持を考えて健康志向になった人もいます。
でも朝食は食べない?
しかしながら同アンケートでは、その一方でひとり暮らしの20代女性のおよそ3割が「朝食を食べない」と答えたようです。
そうなると食に気遣うことは増えたけど、朝食は食べてない人もかなり多いと思われますね。
「それって食に気遣ってんの?」と思われるかも知れませんが、ダイエット目的であったり、朝忙しいために時間がなかったり、もともと朝食を摂る習慣がない人もいます。また習慣がない人で、食べると気分が悪くなるなど仕事に支障が出てしまう場合には、無理に食べない方が体に合っていると言える面もあります。
ですから朝食抜きが必ずもいけないとは思いませんが、健康志向というのはそれが本当に自分に適しているのかをしっかりと考えることであって、安易に決め付けることではありません。
基本的には朝食は何らか摂った方がより健康的だと言われている(ただしこれもビジネスが絡んでいるとの見方もありますから一概に正しいとは言えませんが)ので、何となく時間がないから食べてないことを正当化している人は一度改めて考えてみて欲しいと思います。
最低限、素早くエネルギー源となる食べ物は摂った方が仕事や勉強のパフォーマンスは上がりますからね。
自己流の健康志向は微妙
ただ朝食を摂らなかったり夕食も遅めな人が多いからか、20代女性はコンビニ食品やお菓子もあるといいます。これでは言うまでもなくかなり微妙ですよね。
が強い傾向にあります。「体に良いと“思った”ら食事に取り入れる」という人が多く、その内容はたとえ自炊をしたとしても、自炊自体に満足をして好みの食材ばかり使っていたりすると、あまり意味をなさなくなります。
ですから自己流で食生活の改善を図ると、栄養バランスが逆に悪くなってしまうこともあるのです。
もちろん自分に合った食生活があるのも事実なのですが、バランス良く栄養を摂っているかに関しては全くの別問題であり、そこはしっかり考えなければならないポイントではありますね。
バランス良く栄養を摂る食生活とは
ダイエットやスタイル維持を意識している人に多いのが「食べない」という選択肢。
しかし、「痩せたいから食べない」選択はよくありません。栄養不足になり、健康でいられない可能性が高いのです。さらに、栄養不足は肌荒れや便秘、貧血など引き起こすこともあるので、気を付けたい点でもありますよね。
ダイエットに関して、「○○だけ食べる」というダイエット法を行う人もいます。
単品だけの食事やダイエットも健康に良いとは言えません。
「フルーツだけ」「サラダだけ」と聞くと、カロリーが低く体に良さそうな気もしますが、栄養バランスが偏ってしまっています。
食事は、炭水化物・脂質・たんぱく質の三大栄養素とビタミンやミネラルが揃って と言えるのです。
日々の忙しさやダイエットの意識で偏食になりがちな人も、バランス重視の食事を試みて下さいね。
ではどんな食べ物を食べると栄養バランスが摂れるのかというと、
「まごはやさしい」をイメージされると非常にわかり易いと思います。
「ま⇒豆」
(納豆・大豆・豆腐・あずき・黒豆・油揚げ・高野豆腐など)
「ご⇒ごま」
(アーモンド・ごま・ピーナツ・くるみ・栗・ぎんなん・松の実など)
「わ⇒わかめ」
(ひじき・わかめ・のり・昆布・もずくなど)
「や⇒野菜」
(ほうれん草・トマト・白菜・キャベツ・セロリ・もやしなど)
「さ⇒さかな」
(青魚や鮭など)
「し⇒しいたけ」
(まいたけ・マッシュルーム・しいたけ・しめじ・エリンギ・なめこなど)
「い⇒いも」
(じゃがいも・さつまいも・里芋・山芋など)
引用元:column.asken.jp
ですね。
これらを全て摂るのがバランスの良い食生活なので、その辺りを意識するだけで全然違って来るでしょう。
プラス、とっておきの抗酸化食品である納豆を毎日食べることをお勧めします。
まとめ
20代の食生活事情を中心にお伝えしてきましたが、いかがでしたか?健康を意識した食生活の重要さと、どうあるべきなのかが何となく理解できたのではないでしょうか。
ただここでは全く触れていませんが、実際のところ健康を意識するのであれば食事とあと二つ絶対に欠かせないものがあります。
それは睡眠とストレス管理です。
食生活の改善と共に、これらに対してしっかりと向き合って生きることが真の健康志向になります。どうせ健康志向なら、真の健康志向になりましょう。