過労の症状で頭痛や吐き気、腹痛も？倒れたり病気になる前に前兆を察知
私たちは基本的には、
食べていくために、そして生きていくために
働かなければならないですよね。
しかしながらその働くという行為は
決して楽なものではありません。
場合によっては楽なこともあるかも知れませんが、
一般的には肉体的にも、
精神的にもとても大変であるのです。
そのために過労状態になってしまう人がいるわけなのですが・・・
過労とは
過労とは言わずもがな、過剰労働のことです。
私たちは仕事をする中で、
肉体的、あるいは精神的に
大きな負担を課せられることがあります。
この大きな負担が自分の
許容範囲内であれば良いのですが、
そうでなければキャパオーバーとなってしまいます。
すると、肉体や精神に過労の症状が
みられるようになります。
過労の症状
過労の症状に関しては、
肉体的であれば仕事内容がかなり関係してきます。
たとえばひたすら重いものを
運ぶ必要がある仕事であれば
腰を痛めるでしょうし、
ひたすら立ちっ放しの仕事であれば
脚を痛める可能性もあります。
また寝不足であれば
病気になったりして身体を壊すこともあります。
こちらはかなり直接的なので、
わかり易いと言えばわかり易いですよね。
対して精神的には、仕事内容は関係してきません。
自分が「精神的に限界！」と感じるところが限界です。
精神的限界に達した場合は、
直接的には当然ノイローゼや
うつ病等が代表的な症状になります。
ところが、実は精神的な症状は
それだけではありません。
それ以外でも直接的でない、
間接的な症状が現れることもあるのです。
たとえば頭痛であったり、
吐き気であったり腹痛であったり、
拒食症であったり。
それどころか、驚くべきことに
腰を使う仕事をしていないのに
腰が痛くなったり、
何故か首が痛くなったりもします。
また、内臓を悪くしたり、
風邪をひいたり病気になったりするなど
身体を壊してしまうことすらあるのです。
この理由は、
精神的な負担によって
増加したストレスが免疫力を低下させたり、
重要な体内物質の分泌を乱したり
血液やリンパの流れを滞らせたりするから
です。
ですからこれらは一見精神とは
関係ないような症状に感じられますが、
実は非常に大きな関係があるのです。
つまり過労の原因というのは、
どちらかと言えば精神面の方が大きいのです。
《こちらは応急処置として役に立つと思います》
倒れたり病気になる前に前兆を察知
ところが、すでに過労でかなり限界にまで
来ているのにも関わらず気付いていない方がいます。
その大きな理由として
以下のようなものが挙げられます。
- 客観的には肉体的負荷が大きくないために精神的にも大丈夫だろうと考えている
- 客観的にも明らかに肉体的な負荷が大きいが、自分は精神力が人より強いから大丈夫と考えている
- 何の根拠もなく自分は大丈夫と考えている
- 何も考えていない
１、２に関しては、一応自分と人とを比較しながら
自分の現在の状態を把握しようとしています。
しかしながらその比較によって
実際の状態を把握することはできていないという人です。
３に関しては、客観的に自分を見ようという気持ちすらない人です。
４に関しては、思考自体が停止している人になります。
はっきりと申し上げると、１、２の人は
前兆を察知できる可能性があるのですが、
３、４の人はかなり難しいです。
４の人はまず考えることから始めて、
３の人は自分を客観的に観ようとすることを
先にしなければなりません。
もちろん１、２の人も決して冷静にしっかり
自分を見つめることができてるわけではないのですが、
こういう話をすれば
「自分はもしかしたら限界が近いかも知れない」
と感じることがあります。
前兆を察知するには
１、２の人であれば恐らく、
過労の症状と自分を当て嵌めるのではないでしょうか。
肉体的に酷使していることによって
症状が出ている場合ももちろん問題ですが、
特に問題なのは肉体的に
酷使しているわけでもないところに
何故か肉体的な不具合が生じている場合
です。
これは完全に過労の前兆となります。
もちろん、たとえ肉体的な酷使によって
出て当然の症状が出ていたとしても、
それは必ず問題視しなければなりませんよ。
