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愚痴を聞くのはしんどいし疲れる?恋愛で彼氏が愚痴を聞いてくれない理由

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恋愛中に、解決出来ないけど、解決するほどでもない状況に彼女が居心地の悪さを感じている時、それでも頑張っている自分を認めて欲しくて、彼氏に対して愚痴を言ってしまうことがあります。

彼氏には自信を失った今の自分の話を「うんうん」と聞いて欲しいし、それでも頑張っている自分を「大変なのに偉いね」と肯定して欲しいだけなのに、なぜか追い打ちをかけるように責められてしまう。

彼氏は、なかなか愚痴を聞いてくれません。

なぜなのでしょうか。

そんな時の彼氏の心の中を覗いてみましょう。

 

結論の出ない会話ができない彼氏

彼はあなたのことが大好きだから、苦しんでいるあなたを放っておけません。

大好きなあなたが愚痴をこぼしていたら、何とかして手助けをしたいと思ってしまいます。

問題解決のアドバイスをしたいと思っています。

ところが話している本人は、そこまで頑張りたくないし、そもそも解決できないことを相談しているのだから、何か行動を起こせと言われると怠け者扱いされたみたいでカチンと来ます。

彼の方だって、大好きな彼女のために活躍したいと思っているのに、アドバイスを断られるとカチンと来ます。

アドバイスなんか欲しくないのに、解決して欲しいなんて思ってもいないのに、勝手にどんどん話を進めてしまって、欲しくもない結論めいたことを言ってドヤ顔してる彼。

ただ聞いて欲しいだけって、どうして理解してくれないの?

頑張れって励まして欲しいだけなのに、どうして怠け者扱いされなきゃならないの?

仲良くしたかった筈なのにすれ違う心、じつはここには男女の脳の違いが関係しているようです。

 

男脳と女脳

人間の脳のつくりには男女差があるって知ってましたか?

右脳と左脳があって役割が違っているという話は聞いた事があるのではないでしょうか。

一般的に右脳は感覚的に状況を捉えるのが得意で、左脳は言語を用いて理屈を組み立てるのが得意とされています。

実は脳の中は右脳と左脳に分かれているだけでなく、理解の時に活躍する部分、想像で頑張る部分、記憶に使われる部分と、それぞれの仕事をこなす部分が大まかに分担されているようです。

男女の差は、それら分担された領域同士の連携の強さなんです。

女性の脳はそれらが同時に働くことによって、見たもの聞いたものをそのまま把握して感覚的に捉えることが出来ますが、男性の場合はそうは行きません。

聞いた事柄を言葉に直して理解し、それが及ぼす影響を想像し、それを自分の状況に照らし合わせた結果を言葉に戻して反応を返します。

女性の反応が直感的である分ひとつひとつが軽くて多彩であるのに対し、男性の場合は見聞きしたことに対する感想を持つまでに理解と考察というプロセスが挟まってしまう分だけ面倒です。

右脳と左脳の働きを鍛える効果とは。男女の違いと特徴

 

今の状況を分かって欲しいだけなのに

愚痴は、今の自分が恵まれていないということを相手に感じて欲しい時に出ます。

相手には大変なことが伝われば良くて、それでも頑張っていることを分かって欲しいだけ。それこそ一緒にいてくれるだけで、空気を共有してくれるだけでも安心するものです。

ところが、脳の中をあっちこっち順番に回って理解する男脳は、その間に解決策を探す癖がついています。

ああすれば良いとかこうすれば良いとか、まるで相手を非難するかのように行動を求めます。

それじゃまるで、説教する人とされる人。空気を共有するどころか二人の間にキッチリ線を引かれているみたいな気分にされてしまいます。

男脳って、ほんとうに余計なことまでしてくれます。

 

彼氏が愚痴の海で遭難

話しても話しても解決策として認められない時、男脳は、それが仮説の立て間違いだったのだと考え、ここまで積み上げてきた仮説をひとつずつ打ち消し、新たな仮説と入れ替えようとします。

仮説を取り消してゆく過程で、男脳は考察が無駄になってしまったことにいら立ちを募らせてゆきます。

どこまでさかのぼっても道を間違えたポイントを見つけられなかった時、男脳は初めて問題を取り違えていたことを認識します。

 

自分の頭の中で解決策にたどり着けなくなった時、彼は愚痴の海で遭難します。

そんなとき、積み上げたいら立ちとともに「で、何が言いたいの?」なんて言い出します。

最初から言っていたのは愚痴であって、問題を解決したいなんて言ってはいないのに、勝手に解決したがってると勘違いしたのは彼の方です。

そんな自分勝手は放っておきたいと思う気持ちはあるのでしょうが、それは大好きな彼女の置かれている状況を少しでも改善したいと思って悩んでくれた証拠。そのまま放り出したらかわいそうです。

心に余裕を持てる時ならば、彼を遭難から助け出してあげましょう。

 

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気持ちの良いテンポに分解する

愚痴のひとつひとつが簡単に結論の出る単位に区切れていれば、彼氏を愚痴の海で遭難させずに済みます。

「どう思う?」「しても良いかな?」「することにした」

のように、感想を求めたり自分の考えの正当性を確認したりする問いかけには答えやすいものです。

「そりゃひどいな」「やってみても良いんじゃない」「おぅ、頑張りなよ」

出てくる返事は同意を表す言葉が多くなることでしょう。

ここでのポイントは、問いかけが理屈を組み立てなくてもすぐに答えが出せる単位であること。

男脳が分析をしなくても済む程度に分解済みであれば、会話は気持ちよく進みます。

逆に、考え込まなければ答えが見つからないような表現になってしまうと、男脳は自動的に分析モードに入ってしまいます。

でも、愚痴ってもともと解決しない話だから、そのまま話していたら分析モード突入です。

 

男脳は自分の理解を検証する為に、どんどん仮説を積み上げて行きます。

問題が難しければ難しい程、望みの少ない細い一本の糸をたどりながら、話はどんどん飛躍して行きます。

考え付いた問題解決の案が正しいと納得できるまで続きます。

もともと解決できないから愚痴になったのに、この解決策は非現実的です。

解決したいと思ってもいない問題に、解決策なんかいりません。

 

気持ちが明るくなったゴールに

ただ聞いて欲しかっただけなのに、いつのまにか彼に解けない難題を押し付けてしまうことになってしまいました。

はじめから細かく分解して話してればよかったなんて言われても、愚痴ってそんなものじゃありませんよね。

ただなんとなく話し始めただけ。

そのまま聞き流してくれれば済んだのに、彼は勝手にしかめっ面で遭難モード。

そんなことになっても、一気にリセットしてくれる魔法の言葉があります。

「話を聞いて貰ってスッキリした、気持ちが明るくなったよ、ありがとう」

見つからなくなった出口を探して悩んでいた彼氏も、この言葉で「もう探さなくて良いんだ」とホッとすることでしょう。

ただし、この言葉の有効期限は彼の理屈が組み上がるまで。

遭難し始めたなと思ったら、できるだけ早めにこの言葉を使ってゴールの再設定をしてあげましょう。

理屈が組みあがった後だと「全部話してしまいたい」という欲求に蓋をしてしまいます。

 

彼氏を満足させながら愚痴を聞いて貰いましょう

つまり、彼氏が愚痴を聞いてくれないのは、愚痴そのものがしんどいし疲れるからではなかったのです。

そもそも愚痴という認識ができていないことが問題だったのです。

大好きなあなたを少しでも苦しみから救いたい彼氏。

聞いて貰ったら、彼が悩み、遭難し出す前に聞いてくれたことに「ありがとう」を伝えましょう。

彼に愚痴を聞いて貰えたあなたも満足、あなたの心を軽くしてあげられた彼も満足。

ふたりにとって優しい時間が流れますように。

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